そんでもって、オリンピック観戦をしていた昨日の夜、
突如流れたNHKのニュース速報。
噂でも推測でもスクープでもなく、
事実として突きつけられたSMAPの解散発表でした。
ここからは私個人の私見と推測でしかありませんが、
どうにかしようと時間をかけて、
あらゆる手を尽くし、
気持ちを整えたり、交わしたり、探ったりした結論なのだと思います。
SMAPは、どう転んでもSMAPで居続けるのだろうと、
世間に思わせ続けてきた、その圧倒的な存在も、
こうして終わりを迎えるんだという諸行無常の現実。
そして、これはSMAPだったからこその、
『解散』という皮肉な運命。
そんなことを感じました。
何が何でも、今まで通りの、
「泣く子も黙るSMAP」で在り続ける必要はないと思う一方で、
やはり天下を極めた彼らとしては、
「変形してしまった自分たち」を晒していくことは、
受け入れ難かったのかもしれません。
ファンやお客さんの熱に支えられている商売というのは、
最終的に、「自分本位」になってしまうものです。
わがままや身勝手に見えるでしょうが、
「下手な姿は見せたくない」と思うのは、
お客さんに対しての最後の仁義でもあるのです。
私としては、どんな状態であろうと、あの5人が揃うだけで、
とてつもない値打ちがあると思っていますし、
むしろそれがどこまで続くのかを見届けたいと思っていましたが、
それは消費する側のエゴであり、
こちらが捨てるも自由、あちらが身を引くも自由、
そういう関係の上で成り立っているのが客商売なのです。
と、物分かりの良さそうなことを言っていますが、
今日は早朝から夜まで、ずっと山奥で撮影をしていたため、
SMAPについては、極力考えないようにしていました。
彼らの曲を聴きながらの帰りの新幹線、
中居くんと香取くんの歌声が、
やけに切なく聴こえてきました。
特に、
『BANG!BANG!バカンス!』の、
♪男前だよ木村く~ん♪(慎吾ちゃんのソロパート)
『Mistake!』の、
♪安心をさせたって心配をかけたって
新鮮な関係が続くわけじゃない♪(中居くんのソロパート)
コンサートで、『シャレオツ』を唄う5人が見たかった。
♪全然問題ないって ホントに問題ない♪って。
大晦日だけでもいいから、どうかもう一度!