というワケで、

いよいよ今夜、

『アナザースカイ』の放送です。




何故、

こんなにも煽っているのか、

自分でも分かりませんが、



ここでは、

旅のいちばん最初に戻って、

13年振りの、

国際線での旅の様子を、

写真でご覧頂きたいと思います。




何がまず嬉しかったかって、

羽田空港から行けたこと!






最初の渡英は、

今から27年前。

そのときは、

成田の北ウィングから、

Love Is A Mystery~♪な、

それはそれで雰囲気のある、

夜間飛行(ミッドナイト・フラァァァァイト)でしたが、




まさか、

羽田からロンドン行きの便に、

乗れる日が来るなんて。




そりゃ出発前から、

自撮りしまくるはずです。







12年振りに取得した、

噂のパスポートを手にニヤニヤする人。

薄気味悪いです。





そうそう。

今回の渡英に際して、

いちばんの気がかりと言えば、

トイレでした。





この13年の間に、

私は歳を取り、

至れり尽くせりな、

日本のトイレ文明なしでは、

生きていけない体に、

なってしまっていたのです。





離れがたい、

日本の多目的トイレとの、

しばしの別れです。







それでも、

ハシャいでる人。






そもそも、

こんな写真を撮ろうと思う時点で、

ハシャいでる証拠です。

自分の写っていない風景なんて。







搭乗寸前まで、

ひたすら自分を撮り続け、



席についた瞬間から、

再びレンズを自分に向け続けるオカマ。







ちなみに、

ずっと得意気に被っている、

このキャップは、

今回の旅とロケに際して、

衣装のフルサワーが作ってくれたものです。







私は、

頭の鉢がでかいのか、

顔の骨格が変なのか、

とにかく小さい頃から、

キャップと言われる類の帽子が、

ほぼほぼ似合わず、

これまでの人生、

ずっと帽子にコンプレックスを抱いて、

生きてきました。




しかし今回、

どうしてもキャップを被らないと、

切り抜けられないシーンがあり、



『家政婦のミタ風で!』とお願いし、

頭と顔を細かく採寸して、

かなり特大なキャップを作ってもらったのです。



だから、

こんなにも得意気なのです。



出発するワクワク感もさることながら、

悲願のキャップを被れた自分に、

テンションが上がっているワケです。



横に付いているのは、

ジャネット・ジャクソンの、

『Rhythm Nation 1814』のバッジです。



分かる人には分かるネタですが、

今回、

快適な空の旅を提供してくださったのは、

ANA(全日空)さんでした。








アメニティは、

ロクシタンよ。




シートのリクライニングは、

フラット(真っ平ら)になるのよ。



スクリーン下のスペースと、

座っているシートが繋がって、

電動でベッドになるのよ。



この私ですら、

足をギリギリ真っ直ぐ伸ばして、

寝れるのよ!







国際線は、

液体物の持ち込みが、

やたら厳しくなってて、

こんな透明バッグに、

グロスも化粧水も喉スプレーも、

リキッドアイライナーも全部、

ひとまとめにしないといけないって、

皆さん知ってました?




とりあえず、

贅沢なマイ・スペースを、

10分足らずで、

自分仕様に散らかしたところで、

いざ離陸。








1時間も経たない内に、

食事用のテーブルが、

ミョーンと出てきて、

なんかいろいろ運ばれてきました。





お酒は芋焼酎を頼んどきながら、

食事は洋食にしてしまうというドン臭さ。




これって機内食よね?



いくらビジネスとは言え、

トレイに乗っかって、

肉か魚がドーン!

…という時代しか知らない私としては、

ただただ浦島太郎。






食事はほどほどに頂いたら、

とっとと寝るに限る…というのが、

13年前までの、

私の国際線での過ごし方だったはずが、

気付けば、

2時間近くのんびりと、

食べたり飲んだりしていました。






あまりにビジネスクラスには相応しくない、

どすっぴんと、

洗いざらしの髪だったので、

せめてサングラスだけはかけたままで。




食事が終わって、

トイレも済ませたら、

さあ寝ましょう。



シートをフラットにして、

布団をもう一枚借りて、

風邪引かないようにカーディガンも借りて、

ガッツリ眠りましょう。



きっとモスクワ上空辺りで、

目が覚めるはず。

いつもそうだったように。




さすが13年振りでも、

その体内時計は狂っていませんでした。


ただし、

モスクワより遥か北側のロシア上空でした。

そもそもモスクワは、

航路に入っていませんでした。








さてと。

ここから『ひと仕事』です。



なぜ私が、

あんなに大騒ぎして、

グロスやリキッドファンデーションや、

リキッドアイライナーを、

機内持ち込みしたか…。






機体が、

サンクトペテルブルグ上空に、

差し掛かる頃、



私のマイ・スペースは、

より慌ただしく、

散らかり出し、








フィンランドからスウェーデンへと、

スカンジナビア半島を横切る辺りで、


































いっちょあがり。




高度35000フィートで、

初めての化粧。

これではパスポートの写真と、

違い過ぎるんじゃないかと、

不安になったものの、





寝起きなのと、

気圧の関係上、

これ以上どうにもならない。

精一杯。




あとは、

特注キャップと、

アジアの男気で、

入国審査を切り抜けるしか手立てはない。









…とかなんとか言ってたら、

またお食事が運ばれてきました。




今度は芋焼酎に合うように、

ちゃんと和食にしました。








そして、

食ったらやはり、



眠くなったので、

再び寝ました。






CAさんに、

『着陸するので、

シートを戻して、

いろいろ片付けてくださーい。』と、

起こされるまで、

寝ていました。







こんな景色も、



ほとんど見ず、

映画もいっさい観ず、

顔面をコロコロするローラーを、

機内ショッピングで買い、

あとはひたすら、

飲んで食って出して寝て、

起きて化粧して飲んで食って、

再び寝ただけで、

私の、

13年振りの、

イギリスへの空の旅は、

終わりました。




とてつももなくラグジュアリーな、

13時間でした。




頑張って大人になってよかったなぁと、

痛感した次第です。






この続きは、

今夜の『アナザースカイ』で。



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◆another sky◆アナザースカイ◆


(日本テレビ系列)



2014年8月1日(金)



夜23:30~24:00



http://www.ntv.co.jp/anothersky/


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お楽しみにー。