土曜日。



昨夜の不思議な切り株霊の体験は、


そっと胸にしまったまま、




苗場恒例、


『雪のレフ板・自撮り大会』を開催。





んまあ!


今年も有り得ないぐらの反射具合。



これスッピンなのよ。




調子に乗ったついでに、



『淡路恵子祭り』も絶賛開催。









『クリスさんも窓際にいらっしゃいよ。


すんごく綺麗に撮れるんだから!』と、


部屋に呼び出し、


ふたり自撮り。








雪も本気を出し過ぎたのか、


シワを全部飛ばした上に、


目が……。




レディーガガの、


『目の上に描いた目』みたいになっています。









タクシーを待つ間の数十分を利用して、


クリスさん人生初ゲレンデへ。





ふたたび80年代の風間トオルよろしく、


小さいターミネーター登場。






自撮りをしながら、


背後に写り込むゲレンデ男を物色する。








さすがゲレンデマジック。


全部イケ男に見える。



クリスさんが振り返った瞬間に、


蜘蛛の子を散らすようにいなくなりましたが…。







それではお待たせいたしました。


今年もやります。



◆ゲレンデ・フォトジェニック in Naeba 2014◆




まずは『Alpen風』


広瀬香美辺りを流しといてください。







続いては『Winter again』。


GLAYのPV以上に、


浮いています。




ほら。


手のひらから雪を降らせてあげるよ……。



みんな見て見ぬ振り…。






そして誰もいなくなったので、


座ってみた。






途端に、


斜め前から来た中学生に、


『あれ、ミッツマングローブじゃね?』という、


ツイッターみたいな台詞を吐かれたので、


さらに座禅を組んでみた。




ああ、


あの人同じ雪が、


変わり果ててしまった今の私にも、


舞い降りてくるんだね…。








『見たけりゃ見てなさい。』の境地。











すっくと立ち上がり、


『H&M』冬の大セール風に振り返ってみる。









フィギュアスケーター風に、


身をよじってみたら、





スイッチが入ってしまいました。






世界中にハロー。







世界中にサンキュー。



























待ってた人。






駅へ向かうふたり。







苗場にグッドバイ。








駅に着いた人。










新幹線まで時間があったので、


へぎそばを頂く。





薬味を入れながら、


写真を撮る器用な人。








撮り終わっても、


まだずっと薬味を入れ続ける人。










発車のベルが鳴り、


雪国・湯沢を後に……。




メガネを掛け替える人。













束の間の雪国を、


名残惜しそうに、


その景色を写真に収めようとした瞬間、














トンネルに入ってしまった人。













長いトンネルを抜ければ、


すぐに夕焼け広がる関東平野……。






と思ったら、


行けども行けども雪、


雪、


雪……。










そしてついに、




熊谷。


夏になれば60度近くまで気温が上がることで有名な、


あの埼玉県熊谷市。





どうやら新幹線が動かなくなってしまったようです。






雪はどんどん降り積もり、


復旧の目処は立たず……。


















となれば、


途端に童心に帰る人。





新幹線、


超カッコイイー!


イエーイ!!









長いホームと、


雪の線路、


超アガルー!


















鉄道より、


飛行機が好きなので、


じっと待っている人。








私はひとり楽しくて、


車内を探索。








誰だか分からないように、


他の車両のイイ男を物色したり。(不作だった)










それでも、


待てど暮らせど、


発車する気配はないみたい……



ですよ。










『ちょっと、


雪が止むの?


電車が動くの?


どっちにするか、


ハッキリして頂戴!』




と、詰め寄る人。





どうやらこの後、


お仕事らしい。






騒ぐと迷惑なので、


越後湯沢で買い込んでおいた食料を、


与えておく。




蓮根とゴボウの漬物がお似合いだと思ったので、


それを。












と、


突如。


グラサンを外して、



急にハシャぎ出したと思ったら、





何やら、


窓の方を見て、


キャッキャ言っています。




2時間近く足止め食らって、


ついに脳に来てしまったのかしら。







おもむろに、


窓を撮影し出す人。







『ほら、ほら、ほら。


見て。


雪がこんなに!』




どうやら、


車両の屋根に積もった雪が、


窓の外に落ちてくる様が、


楽しかったようで……。





さっきまで、


あんなに雪深い所にいたというのに……。






いよいよだわ。





可哀想なクリスさん。




思えば、



切り株のような人生だったわね……。













……と、


その時、




車掌さんのアナウンスが、


車内に響き渡りました。









雪国の『ば様』のように、


祈る人。






無事、


この大雪に打ち勝ち、


東京へ向けて再出発できるようです。






めでたしめでたし。




と思った瞬間に、


凄い睡魔に襲われた私は、


横で何やらずっと喋り続けているクリスさんをよそに、


東京まで眠りこけてしまいました。





そして、


熊谷ではしゃぎ過ぎたのか、


どうやら、


切符をどこかに落としてしまったようで、





『あれ?


ないな~。


どこだろう?』


とモタモタしている内に、




『私、仕事間に合わないから。


っじゃ!』



と、


呆気なくふたりの冬旅は終了しました。












東京も凄い雪でしたね。




真っ白になった、


丸の内のビル群を目の前にした途端、




ユーミンの、


『メトロポリスの片隅』でが、


頭の中に流れてきました。






丸の内仲通りも、


ニューヨークみたいな雪景色。



私は夢見るシングルガール♪









シングルガール……。



シングルガール……。



シングルガール……。