年の差40歳コンビで、


旅に出た週末。


バレンタインとは程遠いにも程がある……。



目的は、


恒例ユーミン in 苗場。





早速、上の写真ですが、


クリスさん、


何故に親指を立てている?



苗場に来ると、


みんな風間トオルになっちゃうのでしょうか?




私には『小さいターミネーター』にしか見えません。






金曜日。



まずは、


東京駅で待ち合わせするのもアレなんで、


新幹線車内集合にしたふたり。





生放送終わりで、


ギリギリ飛び乗った私は、


上越新幹線の端から端まで、


大きな荷物を持って歩くハメになり、


席に着くなりご立腹。



全車両二階建てって何なのよ!





でも、


ちゃんと途中で売り子さん捕まえて、


お弁当は確保できていたのでご満悦。





お弁当買い忘れた隣の人が、


恨めしそうに見ています。







他人の弁当まで、


写メを撮るターミネーターさん。





突然、


『あっ。


でも私、海鮮食べられないから、


これはブログには揚げられないわ。』




……ってことは、


人の弁当を自分の晩飯と偽って、


ブログに掲載する気だったのか……?




偽装未遂発覚。



謝罪会見。



『先日ブログで、


自分の晩御飯として揚げていた海鮮弁当。


あれは実は、


ミッツさんのお弁当でした。


大変申し訳ございませんでした。


当分の間、


芸能活動を自粛したいと思います。』








そうこうしている内に、


長いトンネルを抜けて、


あっという間に越後湯沢に到着。






寒い。


だけど、


いつも寒いのが当たり前の土地って、


寒くてもあんまり気にならない。


新潟マジック。





駅を出る前に一服させてもらう。






淡路恵子さんのように格好良く吸いたいのですが、


ただの怪しいホモの地上げ屋みたいになってしまう。






さっさと先を行く人。



どうやら雪が珍しいらしい。






雪道とクリス松村。



今回の旅でいちばん恐ろしい写真です。


手段はタクシーと言えど、


『楢山節考』のワンシーンのようです。






姥捨て山ならぬ、


聖地・苗場に今年も到着。





40年近く変わらない、


苗場プリンスとゲレンデの風景。






ふたり旅っぽいショット。








すぐにコンサートは始まり、


毎度のごとく、


ユーミンと苗場の時空に閉じ込められる至福のひとときを、


堪能しました。






コンサートが終わり、


なぜか氷柱を撮る人。




気付いたら凍っていた……という、


ご自身の心情や人生と重ね合わせていらっしゃるのでしょうか。






さて。

その夜、


私は不思議なものを見ました。




6歳の頃からスキーをしに訪れていた、


この苗場プリンスホテル。




客船のようなホテルの廊下も、


あの頃といっさい変わっていません。






変わってしまったのは、


この私だけ。




そんな感慨に耽りながら写真を撮ってみたのですが、



廊下の奥の方に、


小さい赤い影が写り込んでいます。






ほら。




何かいますよね?






寝静まったホテルの廊下を、


その影は、


どんどん奥へと進んでいきます。






やたらと姿勢が良く、


進むスピードもとても軽やかです。






そして、


私ついに見ちゃったんです。







その影が、


音もなく静かに、


まるで自分の家へ帰るかのように、


部屋へと消えてゆく瞬間を。





一瞬顔のよなものが見えましたが、


切り株のようなシワが無数に刻まれていて、


それがいったい何だったのかは確認できませんでした。




ご覧ください。









最後に少しこちらを向いて、


笑ったようにも見えました。




ホテル関係者はもちろん、


地元の人ですら、


こんなもの今まで一度も見たことはないそうです。






もしかすると、


ユーミンに、


『思ってた以上に切り株感が足りない。』と言われた、


オランダ産の木彫り人形の骨董霊みたいなものかも知れません。