たかが夏風邪で、また大騒ぎしちゃった…。あは。
皆様のお気遣い、ありがとうございました。
すっかり元気です。
淡々と生きてるくせに、
ちょっと熱が出たぐらいで、
押し付けがましくごめんなさいね。
押し付けがましい…と言えば、
最近思うところがあってね。
東京にオリンピックが来ることになりました。
7年後に。
何だろう。
この『喜び』の強要みたいな雰囲気。
確かに、
東京が選ばれたことに対する、
純粋な嬉しさはあります。
国をあげてのお祭りになるでしょうし、
盛り上がる気持ちは分かります。
だからと言って、
『やったー!』だの、
『感激~!』だの、
『楽しみ~!』だのと、
大声で両手突き上げて、
みんながみんな『フィーバー』しなきゃいけない…みたいな雰囲気が、
正直怖いのです。
日本人て、いつから『フィーバー強要体質』になってしまったんでしょうか。
オリンピックにしろ、
ワールドカップにしろ、
静かに盛り上がったっていいのにねぇ。
何でもかんでも、『手放し』で、
とにかく過剰にフィーバーすることが、
当たり前、もしくは正義みたいになってしまっていることに、
甚だ違和感を覚えます。
現に、今の日本ときたら、
2020年のオリンピックを開催するにあたって、
『手放し』で喜んでいるような状態にはない側面がたくさんあるのですから。
物事に対する想いなんてのは、
常に多角的であって然るべきものだと思うのですが、
今回の『東京五輪決定』に際して、
幾度となく、
『え?なんでもっと喜ばないんですか?嬉しくないんですか?』
と言われました。
正直ちょっと気持ち悪いと思いました。
仮に、嬉しくなかったとしても、
なぜに、嬉しくなくてはいけないの?という気持ち悪さも含め、
私は、
手放しで喜んでいる場合ではない現実を踏まえた上で、
嬉しい気持ちも、
楽しみだとい気持ちも、
招致委員の方たちよかったね~という気持ちも、
でも、お祭り騒ぎはちょっと面倒くさいなという気持ちも、
そうは言っても、新しい国立競技場のデザインは変なんじゃ…?という気持ちも、
いろいろ入り混じっていますし、
そういうもんだと思うのですが。
決して、
頭ごなしに反対するつもりも、
盛り上がるのが悪いなどと言うつもりもないのよ。
これはこれで、山積する諸問題へのきっかけになる可能性もあると思いますし。
でもね……。
はしゃぎ過ぎてるのって、ね……。
半ば強制的な、感情の一本化と、
一致団結は別物です。
せっかくのお祝い事に、水を差すようで、
だから私は『ひねくれ者』と言われることが多いのですが、
ちょっと、ね……。
決して、ネガティブなことや屁理屈ばかりを並べるつもりではないんだけどね……。
あと、これは超個人的な感想です。
ここ数日間いろいろなところで流れている映像を観て感じたのですが、
何だかずいぶんと、欧米のセンスに迎合し過ぎてませんか?
英会話学校のCMみたいで、
観ていてちょっと恥ずかしくなります。
日本人の美徳というか、プライドって、
『お・く・ゆ・か・し・さ』
だと思うんだけどね~。