大阪にイベントライブに行ったついでに、神戸まで足を伸ばしてみました。
ついで…などと偉そうなこと言いつつ、実は人生初神戸だったのです。
キャンペーンで毎度お世話になっている西宮や、ロケで行った芦屋や新神戸駅などはあっても、ザ・神戸は初めて。
神戸と言えば、『そして神戸』。
そして、『神戸のおばさん』(親戚)ぐらいしか知識のない私ですが、
やはり同じ港町・横浜で生まれ育った、マツコさんが大嫌いなタイプの女です。
土地見知りすることなく、すんなりとその景色に溶けこんだつもりで、写真を撮りました。
ただの寒がりな韓国人観光客のババアみたいになってしまった…。
弟に『気持ちわりぃな~』と言われながら撮った一枚。
スラッと伸びた脚が、常人とは違う何かを醸し出している一枚です。
寒いので肉まんを食べたら、ただの焼き芋屋のオヤジになってしまいました…。
『北の国から』にもすく出演できそうなオーラです。
まだ7歳の甥っ子ですら、焼き芋屋のせがれみたいになっています。
あっという間に日が暮れて、元町とやらに繰り出してみました。
神戸の街に興奮し過ぎて、眉毛がほとんど消えています。
よほど妖しかったのでしょうか、道行く人たちも、私に気付くも声をかける人はほとんどいませんでした。
姪っ子に、「にぃに、人気ないの?」と心配されました。
そうだ。神戸と言えば、神戸牛!じゃないですか。
『子供たち、今夜はステーキよ!』と叫びながら、昔ながらのステーキレストラン『神戸館』へ。
大きな鉄板の前で、お抱えシェフがお肉を丁寧に焼いてくれます。
お店側が、どんな気を利かせてくださったのかは知りませんが、
とてもじゃないけど、私が大人しく座って食事なんかできないくらい若くて、それはまぁ私が悦びそうなのシェフ君が登場しました。
「今日は、すっぴん!」
「今日は、弟夫婦も子供もいる!」
何度もそう言い聞かせながら、優雅に神戸牛を口に運ぶ私。
これが、ダイアナやナジャとだったら、きっとお肉を焼く彼の後ろに回って、
「このお肉も食べたい~。」などとやった挙句に鉄板で火傷したりしていたに違いない。絶対に…。
でも今日は駄目。
「ほら、ちゃんとお箸持ちなさい。」とか
「ほら、ちゃんと野菜も食べなさい。」とか、
あぁ、なんて勿体ないことを…。
ただ黙ってるのもアレなので、
とりあえず、「裏で、“ミッツ来たから、お前行ってこい!”なんて言われたんでしょう~。」と、からかってみると、
『いや、誰も怖がって行きたがらないんで、僕が来ました。』
やだ…。
私ったら、初めて来た土地で怖がられてる…。
でも、これって、ちょっとした告白よね?
俺行きます!って、いろんな意味で立候補よね?
何だか急にお酒が回ってきたのが分かったので、
「ねぇ、一晩で何組くらいに付くの?」
「混んだりすると、10組くらですかね…。」
「まあ、10組も!一晩で10組もお相手するの!」
などと、脳内変換羞恥プレーをして楽しみました。
これなら、子供たちがいても安心です。
途中、シェフ君が床の油に滑ったのか、鉄板飛び越えて私たちのテーブルの方に倒れてくるなんていうオプション・サービスも付いて、
「これは、もう次はダイアナやナジャたちわんさか連れて来なくちゃだわ!」と心に決めた次第です。
最後に弟嫁が、
「お兄ちゃん、写真撮ってもらえば?」なんて、
これまた気転の利く嫁でして…。
「ブログ用にね~。」などと、
色気もクソもないようなことまで丁寧に言ってくれて…。
「はい、チーズ」の直前に映りこんで来た甥っ子までもが、私の恋路を邪魔する神戸の夜…。
彼の名は田中くん。
そして私は、どすっぴんにメガネだということも忘れて…。
何をのん気に笑っているのでしょう・・・。
モザイクかけたら、背の高い石井ふく子先生みたいになってるじゃないの…。
神戸、手ごわい街よ~。
ハマっ子惨敗。
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