先月、キャンペーンツアーで5年ぶりに訪れた札幌での星屑スキャット。
札幌は私たち3人にとって、なかなか思い出深い土地です。
もともと『ソロ歌手×3』だった私たちが、本格的に『3人組』としてのステージを意識したのも札幌でした。
初めて3人揃いの衣装をあつらえたのも札幌のステージ。初めて、ハーモニーの練習に勤しんだのも、札幌で歌った『虹と雪のバラード』という曲でした。
♪生まれ変わる~ サッポロの地に~♪
そんな北の大地・札幌でのいくつかの場面です。
初日はまず、琴似という街にあるTSUTAYAさんでのミニライブ。
若者が多くてまず驚く。特に男子高生と思われる若い男の子の盛りきった声援に、3人とも「北海道の人たち、私らとパフュームを本気で間違えてるんじゃないか・・・?」と戸惑いつつも、『ミッツ、なまらカワイイ!』という信じがたい声援に、俄然本気になった次第です。北の大地は男子の懐もデッカイドウ!
握手会では頬にチュウまでせがまれました。相手が男子高生と分かれば、困り顔なんかしつつも特別サービスに応じる私の野生。女性のファンは真似しないでね…笑
嗚呼、それにしても高校生の制服って、何であんなに可愛いんだろう…。
私は高校時代、詰襟の学ランだったので、ネクタイ・ブレザーのDKを連れて歩くのに憧れます。
すすきのに戻り、ようやく夕食。
2日間ともお世話になった『江に家』さんにて、刺身だの羊肉だのを頬張り…ながら、実は座談会の収録中なのです。この座談会の模様は、今週土曜日に開催される『ギャランティーク和恵10周年リサイタル』のパンフレットに掲載される予定だそうです。
http://don.jp/ezform109/17883/form.cgi
ここで早くも焼酎3杯ぐらいは頂いて、いざ夜のすすきのへ。
久しぶりのクラブイベントです。クラブで歌謡曲を歌う…という、ある意味戦いをしながら成長してきた私たち。札幌の舞台はそんな私たちにいつも『根拠なき自信』を与えて帰してくれました。そして5年前とまさに同じステージに呼び戻してくれた札幌。地元の女装やクイーンたちとの大部屋も懐かしみながら…。休む暇もなく北海道新聞の取材を受ける3人。
本番までまだ2時間近くあるというのに、すでに程よく酔っ払っています。
忘れちゃいけない。現・札幌女装界のトップにもう何年も君臨する『ハイビスカス江』にご挨拶。
入れ替わりの激しい札幌女装界の中で、孤高なぐらい戦っている大好きな女装です。女王になった頃はまだキャピキャピのギャルだったカス江も、すっかり貫禄漂わせる熟女の感。なのに、「今夜カスは、板野友ちんなの!」と、相変わらず戦っています。終わらない戦い。それが女装。カス江の女王たる特技は、他の女装たちに呪いをかけること。そんなカス江の呪いに負けじと、ますます活性化する札幌女装界。相乗効果ね。
ぶらりひとり旅で札幌に現れた御存知!肉乃小路ニクヨ!
ニクちゃんが札幌のフロアを徘徊するなんて、やはり今夜は奇跡の夜です。
昼間は狸小路辺りでずっと中島みゆきを聴いて泣いていたそうです。
それが肉乃小路ニクヨ。
細い体を利用してどこでも寝る和恵さん。
私とメイリーの奥にいると、保存状態の良いミイラのようです。
出番前だというのに、すでにガッツリ酔っ払い状態の私とメイリー。
フロアでかかっているクラブミュージックに合わせて即興ショータイム。
化粧直しに余念がない和恵さん…。
はしゃぎ過ぎて、出番前にすでに疲労の様子を見せる3人。
いざステージへ。3人地蔵で少年隊なぞ歌ってみたり…。
お客さんとのこの距離間。
バラードで始める辺りが、私たちにも失くせ無い『戦う姿勢』です。戸惑え!客ども!!
食らえ!そしてこの盛り上がり。やっぱりクラブ最高!札幌フラストレーション発散!
最後は札幌の女装・クイーンたち、そしてニクヨさんも全員集合で『君の瞳に恋してる』で大団円。
総立ちの星屑。山下久美子になった気分です♪
星に還ってゆく3人…。
札幌の皆さん驚かしてごめんね…。
またお邪魔します…。
おまけ
細い…。細かった…。