2023年1月29日、主人が他界して丸4年経ちました。

その数日後の 2月6日、生きてたら64歳か…

たらればは 言わないようにしようと
自分の中で決めているけど 
思う事は止められない。

寒い時
花見の季節
何かで困った時
日常のふとした瞬間に…
もしいたら、いてくれたらと
思ってしまう

仕方ない。
思う事はしょーがない❗️

近頃ブログから離れていた。
日々の生活の中で それなりの出来事はあるけれど、ここは主人の病の事。
闘病と介護を綴った場所

ここにくれば
読み返せば あの日々が、心が鮮明に蘇る。
そしてそこには間違いなく主人がいる。

だから その後のことはまた違う場所の方がいいのかなとも思いながら ここを始めた頃のような気持ちが湧かない。

それほどに とてもしんどくて、でもとても大切な日々だったのだと あの頃の自分を思い出す。


記憶は上手くできてる
忘れてはないけど、少しずつ辛く嫌な事にはは霞がかけられていく。
そして楽しかった出来事、優しい言葉が残っていく。


それは神様が残された者に与えてくれた命の元
だからこうして生きていけるんだと
そうつくづく思う。

それに反するように
あの時 夢中で気が付かなかったのか
あの時少しずつ積み重ねられていたのか

思いの外
身体のあちこちが傷んでいるという事に
今頃気がつく

直腸脱は5年の間に少しずつ進行し
一昨年の暮に手術をした。
何年も再発しないと言われて決心したけど
半年くらいで アレ?
これって治りきらないのか…

それと、その手術の時に主治医に指摘された
鼠蹊ヘルニア
足の付け根がぷっくり膨らむ
主治医にはそのうち治る 的な事を言われたけど

数ヶ月前に痛みが走り
色々調べると結構怖いことにもなりうる病

長時間の歩行、重いものを持つ歩行をすると
つるような違和感がある

診察に行き、結局手術をすることになった。

原因は色々あるが
重いものを持つのも一つ。

なんの介護の知識もない45kg私にとって
倍ほどの主人の介護は
今思えば 無茶だった。
やるっきゃない! からやれたのだと思う。

介護認定されてからは ケアマネさん経由で
いろんな手が入り、無茶はすくなくなったけど

抗がん剤の副作用?病の進行?
主人の身体が少しずつ侵され、歩けなくなっていく経過での生活は もうどうしていいか分からない、ただオロオロして寄り添っていた。

私が仕事から帰ると
主人が転んで立ち上がれず、頭から血を流したまま。

こんな事が何回もあった。

何かできることしようと
洗濯を干してくれるつもりだったとか
買い物行こうとしたとか

身体中の力を振り絞り起き上がらせた。

お風呂の中で座り込み、立ち上がれなくなり
ドアが開かなくなった事もあった。

一つ一つ思い出せるけど
それをどう乗り越えてきたのか
もう思い出せないショボーンタラー

外で転んだ時は救急車で運ばれた事もある。

どうなるんだろう と、途方に暮れた頃。

載せた写真は、悩んだ挙句
車椅子の主人と2人で函館に行った。

大丈夫?と自分に何度も自問自答して
今しかない❗️ と、思い切って出掛けた。

それは 同じ病のご主人の介護をされていたある方のブログ。

色んな面でお手本になり、勇気をもらった。

ご主人といろんな所にお出かけもし、その写真と共に綴られていた言葉….
優しさと力強さ…
色んな事を学ばさせてもらった。

だから
私も行ける❗️行こう‼️と決められた。

ホテルのスタッフもタクシーの運転手さんもとても親切だった。

最大の苦労は
お部屋についていた大きな温泉♨️
せっかくだから浸からせてあげたく
湯船の縁に座らせ、湯船の中にお尻から滑らせた

「あー気持ちいいニコニコ」と喜んでいた。

そこまではよかった。

縁に上げれないガーン
背後から両脇を持ってあげようとしても動かず、ますます下に沈んでいく。

しばらく格闘して、アザラシが陸上げされる時のような、縁を抱き込むような体制で引きずり上げた。
(´Д`)  アセアセアセアセ

しばらくそこから動けなかったガーン
自分の力をどう使ったのかもう覚えてない。
主人も痛かったと思う。

でも溺れなくて良かった😭
溺れたら、それこそ函館で病院になっていた。


それ以来1人では無理だと分かった。
もう主人はどうにも動けないんだ 
という事もわかった。


でもそんな事があっても
この旅の思い出は、介護生活の中での宝物キラキラ

2人きりで行った最後の旅行✈️


私の身体は色々ボロボロになったけど
きっと逆でも主人はそうしてくれたから
何も後悔はないびっくりマーク

なぜここに今これを書くのか…


この病や色んな理由で闘病してる方
大切な人の介護と向き合ってる方

ここに来て 読んでくださった人に
伝えられることがあればと…


治療で悩む時間より
家族にしかできない事で
良い時間を過ごすことが
本当に大切だったという事
お伝えしたいです。

それが1人の今を少し救ってくれます。




夫婦2人で函館旅行

ピースサインの主人

宝物ですキラキラ