7月29日に引越し日が決まった


29日といえば 主人の月命日。


そういえば 主人の携帯番号も 090-2929-...だったなぁ(笑)


偶然なんだろうけど
ご縁のある数字?なんて思ってしまう。


7月29日にここを出て 荷物は夜運ばれ
翌日、新しい家に入る。


私は主人の遺骨と新幹線で移動🚅予定。
(ちゃんと運べるか些か不安ですが💦〕


引越し支度はここでの最後の一仕事。


18年間の笑って泣いた思い出全てここに残して
骨になった主人を連れて 新しい場所に行く。


先日、契約時に実際見に行って確認してきた。

新しい建物ではあるけど、洋間ばかりで押し入れがなく、カウンターキッチンはいいけど、今の食器棚を置く場所がない💦

クローゼットが各部屋にあり、家の木製のクローゼットが必要なくなる。

そして何より部屋数が減る.....


ここより狭い場所に越すのに かなり荷物の整理をしなくてはならなくて、梱包の前にひたすら断捨離が必要になった。


自分のものは容易く決められるし捨てられるけど、 主人のものや 子育ての間に出来た思い出の品々は 処分するのは難しくて、納得する方法を模索して処分するのに結構時間がかかる。


主人の自転車関係は 全て捨てずに済んだ。
行き先は様々で、最後に残ったボロの一台、主人の友人に相談し、出来る限り複製がいいと引き受けてくれた。


何やら刻印で名品と分かったらしく
日をかけて修復してくださるらしい。


あと残った自転車関係の本や部品はメルカリで売り、同じ趣味の人の手元に行った。


あとは服や身の回り品....
置いておいてもこの先どうするのか... 誰が着る予定はあるのか?

我が家は娘2人。
全て着れるわけでもない。

どうしても思い出が濃くて捨てられない服や身の回り品はある。
でもそれを2、3個の箱に決めて
あとは思い切って 処分することにした。


ただゴミの日に出すのじゃなく、何か活用してもらえるように 色々探し
古着でワクチン』に送ることにした。


おっきな紙袋が送られてきて そこに詰めて引き取りに来てもらう。


スーツもワイシャツも殆ど全て処分した。
主人は 全ての臓器提供にもサインしてたくらいだから きっと喜んでくれてるだろう。


だからなのか、この服の処分は意外と平常心でできた。 残った服は透明の衣類のボックスにまとめられた。


後は主人の働いてた頃の明細や書類、全て取ってある。 私の捨てられない性格が故にものが増えてしまう。 この紙たちを処分するのは力がいるなぁ.....😭


元気に仕事してきた頃の書類から 介護関係の書類まで 26年分....

紙って意外と重い...
心の中にも重く存在してる。


でも、この地に捨てて行こう...
この地で起きたことはこの地において行こう
自然と気持ちが湧いてきた。



この引っ越しがあったから 主人の遺品を整理できていると思う。


もしなければ多分何も手をつけてないだろう。


主人の物に囲まれてることが 主人が側にいるような気持ちになるから
きっと何も手をつけず、そこに置いてると思う。


だけど今回止むなく整理を始め気がついた事は


主人の思い出に包まれることから

逆に主人が私の胸の中に入ってきた。

そんなふうに感じる。


この先も私の中にしまってこの先もずっと連れて行く!
不思議だけど
そんな気持ちになった。


現実、あの人がいないという事実。
それを思うと たまらなく不安になる。
寂しさや悲しみは何も変わらない。


でも前に進まないといけないこの状況で
変えていかなければならないこともある。


それはきっと主人が決めたことなんだろうな


私が笑っていてくれるだけで幸せ
「俺はそのために頑張る」
と言ってくれた人


笑えるように導いてくれてるんだろうな...



私は本当に大切な人を失ってしまったんだね...



この喪失感だけは
どこに行っても 誰といても
何年経っても残るんだろうな.....


ここは家族が18年過ごしてきた家
心から感謝して
お別れしたい

『長い間ありがとうございました』