3月27日で NHKの朝ドラ『スカーレット』が終わった。

リアルタイムでは見れないので、録画鑑賞。


次女もここ数年、NHKの朝ドラ を一緒に観るようになった。
年齢問わない魅力があるんだと感じる。


今回は 信楽焼の女性陶芸家 が主役。
その人生を描いている。


後半、まさかの展開....
一人息子が白血病になった。


主人公である母の
「なんでたけしが‼︎ あの子、ええ子やでっ、なんもしてない!なんで....!」と、親友に吐露して号泣するシーンがあった。


この時もそうだけど、15分のドラマで、何度鼻をかむくらい泣いたことが...


今もブログを書きながら涙が出てくる。


自分は勿論、家族や大切な人が 命に関わる病になった時、誰しも思うこと。

なんで⁉️て....。


別に何かの罰で病気になるわけじゃないけど、何か理由があるなら教えてほしい!
どうして神様はこの試練を与えたのか...


慰めなのか 耐えられる人に来るんだよ
て、私も何度か言われた。


耐えられるわけないやん‼️
耐えな仕方ないやん❗️


慰めって 時々 薄情に感じてしまう。

同じ立場になってみないとわかるわけない!
て、心の中で思いながら
でも、それでも このやるせなさを聞いてくれる存在はかけがえないと感謝し「ありがとう」てこたえていた。


『スカーレット』で 息子のたけしくんがまだ20代前半で発病し、闘病しながら自分が目指す作品を作り上げていく。


夢ももち、少しずつその道を歩き出し、優しい人たちに囲まれながら 病 以外は 幸せな青年。

ドラマを観る側にも どうして⁉️ とやるせなさを感じる。


ドラマに出てくる 『血液内科医』
稲垣吾郎さんが演じていた。

彼の元々の雰囲気もあるのだろうけど


穏やかで優しく、白衣が嫌いなキャラ設定。
身近な存在に感じさせてくれる先生。


いつも患者側に立って話してくれる。


ドラマの時代は3昭和中期。
当時に比べれば 現代は医療はかなり進歩している。

でも....
だからなのか....
医者の患者に対しての向き合い方が全然違うように感じる。

いや、そうでない事を経験した。

主人も『血液内科』で5年治療を続けてきた。


抗がん剤、放射線....


医者は治療法考えてくれる。
抗がん剤の調合を考えてくれる。為の人?


違う!と今思い出しても思う。

もっと患者に寄り添い
病と向き合う気持ちがいるのではないか。



主人のような病気は現代でも治癒が極めて困難な病気。


なら....
どうすれば残りの人生「よく生きれるか」
それは本人にとっても
周りの家族にとっても


ドラマでは
「いつもと変わらない日々を過ごす」
だった。


私ももっとこの病気の怖さを認識してたら


維持療法『抗がん剤』
やらない選択をしただろう。


あの放射線後の 点滴治療。
あの頃から主人の体はどんどん弱っていった。


歩けなくなったのも、顔面麻痺したのも、感染症にかかったのも、脳の障害が出てきたのもあの頃.から....


だからその後の3年という生活があったのかもしれない


でも、それがたとえ少しくらい短くても
車椅子でなく、会話もでき、楽しいと思える日常を過ごせたかもしれない。



私や娘達にとって一番大切な人なのに


私は何かを間違えたかもしれない


私は、私自身は この今の日常が継続できなくなっ時に 人生を終えたいと思う


それを娘にも言っておこうと思う


主人には選ばせてあげられなかった。
私に委ねると言ったから。
家族が一番いいように決めてくれていいと言ったから
1日でも命を延ばすことを選んでしまった。
私の エゴ....

ただ 純粋に生きてて欲しかった。


それだけなんだけど....


『スカーレット』の主人公のラストシーンは
窯に薪を入れるシーン。

女性陶芸家としての人生はこれからも続く....


炎と共に力強い思いが伝わるいいシーンだった。



人生通して続けられることがあるのは
いつもと変わらない日々を過ごしていくには
何か軸になることがいる

仕事なり趣味なり なんでもいい


私はなんだろう....

ない....。


ないなら探すしかない


終わりの日までやれる何か...