競争と協力の調和こそ人間的だ。
転んだ人を置きざりにできないよ
競争だから助けなくてもいいんだよ
「助ける、なぜ悪いの」といった。
ベトナム難民のセリフが胸をつく。
昔同じような話を聴いたことがある。
外国での話だという。
前を走っていた一人のランナーが
つまずいてころんだ。
一緒に走っていた後のランナーが
それを助けおこしてからまた走り出した。
これはたしか小学校の校長先生のお話だった。
これが頭の中にこびりついていた。
冒頭の話は、ベトナム難民定住センターで
行なわれた運動会での少年のことばである。
生と死のはざまで生きのびてきた人たちが、
お互い助け合って生きることの大事さを
身をもって感じていたからだろうと、
この話を伺い、あらためて
競争万能の日本社会を思った。