穏やかで安らかな心地
ふと、気づいた
この心地の時に
自らの死を考える人間は
いないだろう、と

そう、死への誘いとは
自らが悲しみ、苦しみ、足掻き、絶望している時に
まるで
それらからの救いの如く
やってくるもの

だが、違う
その誘いに乗ってしまえば
それは
無限の可能性を
自らの未来の可能性を
自分から潰してしまうという悪業となる

死後、それらを悔いたところで
遅すぎる
時間は巻き戻せないのだから
結果はすでに
確定してしまったのだから

自らを信じること
辛く、悲しく、絶望に
押し潰されそうな時にこそ
試される
どれだけ自分のことを
愛しているのかを・・・

結局は、自らを愛するために訪れる
試練なのかもしれない
手厳しいし、容赦がない

だが、だからこそ
成長もできる
這い上がるために
自分を信じること
生きるために
一番大事なことを学べる

自らの心に光を
そして
試練に負けぬよう
自信を

死にたいと願い
それを責める者に許愛を

届いてくれればいいと
祈り、願う