4階の窓からグラウンドを眺める君を、僕はずっと見上げていたんだ。

オレンジ色の横顔があんなに儚く見えたのは、想いの全てを届けていたから。


今でも僕が思い出すのは君のあの横顔なんだ。

僕の存在しない世界を眺める君が、僕の世界で最も綺麗な風景だった。


君の世界で僕は無色で、僕の世界は君で彩られていた。


強くなろうと思った、君を忘れるぐらい。

強くなろうと思った、君が振り向くぐらい。

君の姿が見えなくなるまで全力で走っていた。




27日の『東京』で皆様にはお届けします。

お暇なら聴いて下さい。