【ムンク展レポ②】なぜそこに《叫び》??? | fin

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ムンク展の続きです。

ロビー階から始まる本展覧会ですが、ロビー階はほぼスルーして1階へ移動したものの、早すぎる《叫び》の登場に若干、戸惑いながら進んでいくと、超ツボにはまる展示恋の矢

1階の展示は下記の3部。

4 魂の叫びー不安と絶望
5 接吻、吸血鬼、マドンナ
6 男と女ー愛、嫉妬、別れ

《叫び》が展示されている「4」で始まり、「5」「6」と続いていきます。
もう文字通りのドロドロ愛憎劇(笑)

最近気づいたのですが、私、こういう人の心の秘めた部分、あまり露わにしたくない部分を表現した作品に惹かれるようですてへぺろドキドキ
と言って、変に生々しい感じも苦手なので、ムンクの抽象的な表現がとてもツボにはまり、このフロアでは食い入るように見入ってしまいましたσ(^_^;)

…と、ここでふと疑問。

《叫び》は、この接吻シリーズや吸血鬼などの作品の前に描かれたんだろうか?

このドロドロとした接吻や吸血鬼の作品を生み出すような感情の起伏の後に描かれてこその《叫び》なのでは?
と製作年を確認すると、、、

やはりそうでした。
《叫び》の製作年は明確ではないらしく「1910年?」と「?」付きですが、
接吻シリーズの多くは1890年代に描かれていて(1900年代のものもあり)、吸血鬼シリーズも1980年代。
こうした作品を生み出した後、彼は自然の「叫び」を聞いたと感じ、それを作品にしたのです。

となると、どうしてこの順序で展示されたのか、甚だ疑問。

彼の愛情や憎しみなどの苦しみを描いた作品のあとに《叫び》を見せられたらもっともっと感動したと思うのに。
何か意図があるのかもしれませんが、私以上に無粋なセンスだな、と思わずにいられませんでしたキョロキョロ

ちなみにその次の2階の展示は、肖像画でスタート。
またもや肖像画💦と軽くスルーしたのですが、次の残り2部はとても良かったです。

それまでとは打って変わって明るい画風で、明度・彩度の高い作品に、癒されました照れ


ノルウェー出身の天才画家の作品が一堂に会する貴重な展覧会。
好みの作品に出会えるかは、実際に足を運んでのお楽しみです。