と焦っていたラファエル前派展。
金曜日だけでなく、月曜日から金曜日の平日全て20時まで開館、さらに平日18時以降に入館した先着50名にはポストカードのプレゼントがあると知った私は、ホイホイと釣られて行ってきました(;^_^A
「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア調絵画の夢」
4月6日まで、六本木の森アーズギャラリーにて絶賛開催中先日行ってきた三菱一号館美術館で開催されている「ザ・ビューティフル」を観て、
このラファエル前派展も観たいと思ったのですが、
もしまだ両方観ていなくて、どちらから観ようか迷っているのなら、ラファエル前派展から鑑賞することをオススメします!!!
なぜならラファエル前派展のほうがわかりやすいから。
ラファエル前派とは、「ラファエルを規範とした保守的なアカデミズムに反旗を翻し それ以前の初期ルネサンス芸術に立ち返るべく」結成された「ラファエル前派兄弟団」によるムーブメントのこと(チラシよりまとめ)
超噛み砕いて、超個人的解釈を交えて、解説するならば(だから正確性に責任は負いかねます)
パーフェクトなラファエロの様式を規範にするあまり、形だけ整えるようになった風潮に反発した若者たちによるラファエロ以前に回帰する流れ、
ってとこでしょうか?
(しつこいようですが、超個人的解釈です)
ラファエロは、技術も群を抜いていたし、題材もその時代に評価されるもの(聖母子など)を取り上げて作品を作っていたので、高く評価されたのですが、
ラファエル前派の若者たちは、例えば聖者キリストを生活感たっぷりに描いたりして、世間の批判にさられてしまうのです。
でもこれこそ芸術家!という感じもしますよね

出品作品もバラエティに富んでいて、確かにラファエロの展覧会と比べて完成度が低い印象を受ける作品もありましたが、果敢なチャレンジ精神に溢れていて面白かった

さらに、フクザツな男女関係も興味深いことこの上なし

例えば本展覧会のポスターやチラシにもなっているコチラ↓
は、ロセッティの《プロセルビナ》。
この作品のモデルは、ウイリアム・モリスの元妻。この三人は不思議な三角関係であったとか。
ちなみにロセッティの肖像画を観たら、超イケメンで引いてしまいました(笑)
また、世間の批判にさらされたラファエル前派を擁護した批評家ラスキンの元妻と、ジョン・エヴァリット・ミレイ(「オフィーリア」を描いた人)がのちに結ばれたとか。
ちなみにミレイのルックスは、いわゆる草食系男子だった(世俗的ですみません。。。)
主要な人物の、主要な作品のモデルが、別の主要な人物の奥さんだったりして、
なんかスゴかった(笑)
展示会場の最後のほうに、主要メンバーと主要モデルを紹介した幟(?)を展示した部屋があるんですが、個人的にココがすごく面白かったです

ある意味、本能的に芸術を追求したラファエル前派はやがて、<芸術のための芸術>唯美主義につながっていきます。
ということで、六本木でラファエル前派を堪能してから、丸の内で唯美主義の世界に足を踏み入れると、スムーズに流れが理解出来るのでは?と思います。
ラファエル前派展は、4月6日まで。
ザ・ビューティフル(唯美主義)は、5月6日までです




