私が言う「カルマ」は、過去生の行いから来るもの
ではありません。
生きている中で、なぜか何度も繰り返してしまう
「負の人生パターン」のことです。
私の場合、それは人間関係に強く現れました。
相手や状況は違うのに、気づくと似たような苦しさの中にいる。
そして最近、ようやくそこから抜けた気がします。
なぜ抜けられたのか。
たぶん、出来事そのものが解決したからではなく、
そこに付随していた「執着」が抜けたから。
仏教には「貪・瞋・痴」という三毒があります。
貪――「どうしても欲しい。手に入れたい」
瞋――「なぜ思い通りにならないの?」という怒り
痴――「まだ何とかなるかもしれない」という思い込みや迷い
この三つがあると、
「今度こそ分かってもらえるかも」
「今度こそ大切にしてもらえるかも」
「ここまで頑張ったんだから、いつか報われるかも」
と、降りた方がいい路線に何度も戻ってしまう。
私にとっての「カルマ解消」は、
何か特別なことをすることではなく、
「ああ、もう手放して大丈夫なんだ」
「もう、ここにしがみつかなくていいんだ」
と、自分の中で終わらせることだったのかもしれません。
同じ出来事が二度と起きないという意味ではなく、
同じ出来事に出会っても、
もう同じ執着線には乗らない。
今の私は、そんなふうに「カルマ」を捉えています。
