今回はちょっと急遽、第129回日商簿記1級工業簿記の解説をしてみたいと思います。
ぶっちゃけ今回の試験は僕は落ちました。
この工業簿記で足切りを食らってしまいました。
だけど落ち着いて解くとすごく簡単な問題だったので、それを皆さんにおすそ分けしていけたらなと思って書いていこうと思います。
(問2は理論なんで省きます)
【解説】
問1:第1工程製品X仕掛品勘定
〔借方〕
月初は問題の資料から記入してください。
当月
原材料費:20,000kg×3,000円(原料A)=60,000,000
直接労務費:12,000時間×800円(平均賃率)=9,600,000
製造間接費
正常配賦率:製造間接費予算を配賦基準で割ってください。
そうすると
コストプール1
第1工程:@1,200円
第2工程:@1,500円
コストプール2
第1工程:@1,800円
第2工程:@2,000円
となります
そして算定すると
12,000時間×1,200円+8,000円×1,800円=28,800,000
となります。
〔貸方〕
各工程の原価配分は平均法なので
正常仕損
原材料:(15,192,000+60,000,000)÷25,000×1,000kg=3,007,680
評価額があるので原料費となるので原料費から控除します。
∴3,007,680-3,000円×60%×1,000=1,207,680
加工費:(6,489,600+9,600,000+28,800,000)÷22,400単位=801,600
正常仕損の進捗度は月末>正常仕損なので完成品と月末の両負担
また非度外視法なので数量按分となります
完成品
原材料:(15,192,000+60,000,000)÷25,000×20,000kg=60,153,600
正常仕損:1,207,680÷24,000単位×20,000単位=1,006,400
∴60,153,600+1,006,400=61,160,000
加工費:(6,489,600+9,600,000+28,800,000)÷22,400単位×20,000単位=40,080,000
正常仕損:801,600÷24,000単位×20,000単位=668,000
∴40,080,000+668,000=40,748,000
月末仕掛品
原材料:(15,192,000+60,000,000)÷25,000×4,000kg=12,030,720
正常仕損:1,207,680÷24,000単位×4,000単位=201,280
∴12,030,720+201,280=12,232,000
加工費:(6,489,600+9,600,000+28,800,000)÷22,400単位×2,000単位=4,008,000
正常仕損:801,600÷24,000単位×4,000単位=133,600
∴4,008,000+133,600=4,141,600
となります。
問3、問4:第2工程の完成品原価、月末仕掛品原価
第2工程も前工程費と原料Bと分かれて書かれていますが合算してしまって、解いていくことになります。
正常仕損費
原材料:(101,908,000+20,000,000)÷(20,000単位+4,000単位)×1,500単位=7,619,250
加工費:(945×1,000時間+1,500×1,000時間+2,000×9,000時間)÷(20,000単位+4,000単位)×1,200単位=1,044,000
今回は正常仕損の進捗度>月末なので完成品のみの負担となります。
完成品
原材料:(101,908,000+20,000,000)÷(20,000単位+4,000単位)×22,000単位=111,749,000
加工費:(945×1,000時間+1,500×1,000時間+2,000×9,000時間)÷(20,000単位+4,000単位)×22,000単位=19,140,000
正常仕損:上記のとおり7,619,250+1,044,000=8,663,250
∴111,749,000+19,140,000+8,663,250=139,552,250
月末仕掛品
原材料:(101,908,000+20,000,000)÷(20,000単位+4,000単位)×500単位=2,539,750
加工費:(945×1,000時間+1,500×1,000時間+2,000×9,000時間)÷(20,000単位+4,000単位)×300単位=261,000
∴2,539,750+261,000=2,800,750
となります。
製品Yも同じように解いていくことになります。
しかし製品Yで注意することは、第2工程完成品原価を求める際に問題文の「副産物の評価額は製品Yの総合原価から控除する」とあるので控除して、副産物の原価を加算してください。
そうすると答えが導き出せます。
すごい簡単に記述しましたが、こういう風に求めることができます。
本当に緊張感がある試験では冷静に問題を解くことができないなと感じてしまった今日の試験です。
悔しいですが。
それではこの記事が皆さんの参考になれば幸いです。