ぼくに炎の戦車を  韓国公演 (2/2公演) | mituのブログ

ぼくに炎の戦車を  韓国公演 (2/2公演)

mituのブログ-1360553961353.jpg 日本公演の初日に観てから、約3ヶ月ぶりの「ぼくに炎の戦車を」が始まりました。ここは韓国なので、ひょっとしたら、韓国語の翻訳はないのかな?と心配していましたが、舞台の左右に字幕表示板があり、日本語と韓国語(ハングル)両方の字幕が表示されているのを確認して、まずは、ひと安心。男寺党(ナムサダン)が韓国の伝統楽器で奏でる音楽にのって、帽子に付けた紐をクルクルまわす踊り(プンムル?)を披露しながら登場してきます。まずは、この踊りに拍手喝さい。そこに日本人でありながら、韓国の本当の良さを感じる柳原直樹(草彅 剛)が、白磁の器を盗もうとした泥棒を追いかけて登場します。割れた皿をみて、こんな安物の器に何を必死になっているのだという男寺党のメンバーの目に対し、「あなたたちには、安物のなんでもない器に見えるかもしれないけれど、これは素晴らしいものだ。100年後、200年後には、きっときちんと評価されるようになるのだ」という直樹。物語は、この直樹と男寺党(ナムサダン)のリーダーイ・スンウ(チャ・スン・ウォン)との熱き友情
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そして、ナイトクラブのオ―ナ―大村清彦(香川照之)と高大石(キム・ウンス)の友情、大村と松代(広末涼子)・明彦(高田翔)との夫婦の絆・親子の絆を中心に話しが進みますが、松代、木下高史(青木祟高)や福(星野園美)を中心に様々な場面で笑いのスパイスを利かせていて、この一服が、さらに感動を盛り上げてくれます。直樹とスンウがつかみあい、スンウが「何で俺たちのことをわかってくれないんだ」という場面、大村が足を大けがした時のことを振り返る場面、大村と高大石の友情を最高に表す逮捕の場面、涙なしでは見られません。そしてスンウの綱渡り、チャ・スンウォンさんが無事渡ることができるか、ハラハラドキドキです。最後は、日本の官憲に急遽学校の閉鎖を言い渡され旅立つことになった直樹の最後の授業。松代、スンウ、木下、明彦たちを前に、ウィリアム・ブレイクの詩、「ぼくに燃える黄金の弓を 希望の矢を 槍を ぼくに ああ 立ち込める 雲よ 消えろ 炎の戦車を ぼくに与えてくれ 精神の闘いから ぼくは一歩もひく気はない この剣をぼくの手のなかで眠らせてもおかない」という詩を中心に、日本・韓国の友情が将来とも強まっていくことを祈った言葉が、心をうちます。そして、フィナーレ。「明日が輝いている」と空を指差しながら、それぞれ違う地へ旅立っていく直樹とスンウ。この友情は永遠に続くんだろうなあと、心が本当に温かくなるフィナーレです。出演者全員での舞台挨拶でも拍手が鳴りやみません。スタンディングオベーションです。いつまでもいつまでも拍手していたい気持ちにかられながら、出口に向かうと昨・演出の鄭義信(チョン・ウィシン)さんがスタッフに何か指示していました。握手してもらいたい願望を抑えて、会場を後にしました。涙・涙で顔が腫れそうです。さあ、晩御飯!