中国の古典シリーズ、今まで、詩経、論語、孫子と読んできて、今回は「菜根譚」(さいこんたん)。中国の古典は、編纂された年代が大きく違うが、この古典は、四、五百年前、過去の書から「処世訓」をまとめたものらしい。従って中国にしては比較的新しい年代のものだ。

 

 菜根譚とは、野菜の根っこは固い、これをかじって頑張った、というような意味らしい。作者は洪王明、あんあまり著名な方ではない。明代末期、日本でいうと江戸時代だ。

 

 日本では、江戸時代からいろんな方が注釈書が出ている。最近では、松下幸之助の菜根譚(2008年)、野村克也の菜根譚(2013年)なども出版されている。ほう、こんな身近な方まで、この処世訓を書いてるのか、それなら私も死ぬ前にまでに書いてみるか。(笑)

 

 この本の最初に出てくるのは「遇」と「不遇」。人生に遇不遇がつきもの。一時的に不遇であっても道徳心を持つ者が最後は永遠の幸せが得られる、という。こんなことが延々と描かれている。暇な方、ご一読あれ。