お山の無い日は ごろごろ ダラダラ…
ちょっとPCに座って マウスで悪戯書きをしてみても
慣れない事は難しい…![]()
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それでも今回は
ススキと 連想する風景を描いてみました

ススキ
分類: イネ科 ススキ属
学名: Miscanthus sinensis
別名: オバナ(尾花)カヤ(茅)
秋の七草のひとつ…
ススキの名前には すくすく育つ木に
由来すると言われる説があるそうです
お月見にはススキが飾られますが これは
名前の由来の説もあり ススキの穂を稲穂に見立てて
すくすく育つようにという
願いが込められてのことだそうです
因みに 別名のオバナは
ススキの穂を動物の尾に見立てて呼ばれたそうです
さて…ススキは 秋の風物詩にもなっています
そのススキも 遠目で見るのは風情があってよいのですが
近くに寄り下手に触れると
痛い目に遭う事があります!
手を切ったりした事はありませんか…?
ススキの葉には
ガラス質の鋸の歯の様な棘が並んでいるからです
プライド高くスッとした立ち姿に魅せられ
下手に手を出せば 痛い目に遭う…![]()
そんなイメージも湧いてきそうです
これもまた
我が身を守るためにつけた防衛なのですが
余りにも痛いかも…![]()
ススキをはじめとする イネ科の植物は
草食動物から身を守るために
土の中からケイ酸を吸収して 体内に蓄積し その作用で
葉や茎を 硬くしているのです
茎はコンクリートと同じくらいの
耐久力があると言われています
その為、枯れてもなお
その姿勢を曲げずに立ちつくすのです…
そんなススキは 昔は重宝されており
重要なポストに置かれ
田んぼがある様に 茅場と呼ばれる
ススキを管理する場所が設けられていたそうです
東京にある 茅場町の地名は
その名残と聞きます
今では見られなくなってきた茅葺屋根の
高級屋根材として利用されていました
昔 ススキを刈り取り 束ねて積み上げる様に干し
茅葺の屋根の修復に使っていたのを思い出します
そのススキが手に入らない場合は
稲藁を使って 藁ぶき屋根にしていました
私の故郷では
ススキの方が高級なものでしたので
藁ぶき屋根が多かった…ですね…![]()
ところで…
野山に揺れるススキの姿を想像すると
皆さんはどのように見られるでしょう…
穂を広げているイメージ?
閉じているイメージ?
どちらも意味があるようです
ススキにとって 秋の風は大切なお友達です
この風によって 花粉を運んでもらうのですから
お友達以上かもしれません
お月見の頃の閉じたススキの穂は まだ蕾…
恥じらう乙女のしおらしさ…![]()
しかし 花を咲かせるお年頃になると
恋する乙女の様に 穂を四方に広げて
秋風を受け入れやすくします
私はここよ~
私をさらって行って~
…と これは大袈裟ですが
こうして自分の花粉を風に運ばせ
他の花粉をキャッチして
大人の女への扉を開くのです
そして 花が終わると穂を閉じて
母となる為…風に傷つけられない様に閉じて
しばらく 吹く風をやり過ごすのです
やがて 種が育ち 世に送り出す時期が来ますと
再び穂を四方に広げ
風を呼び込み
種子を飛び立たせるお手伝いをさせます
そして 風にさらされながら
種子を飛ばして 自分の仕事を終えたススキは
秋の終わりと共に枯れてしまいます
だけど 決して打ちひしがれる事は無く
その誇りと強い信念は そのまま曲げず
枯れてもなお立ちつくし 風と共にあります
厳しい冬の間 ただ 枯れ立ちしているわけではなく
ススキは足元に 新たな芽を準備し
次の季節に向けて 成長を続けています
ススキの新芽は赤く それは
内なる熱い情熱を潜めている証なのかもしません
平成の枯れすすき…
どんなに枯れても 情熱だけは持ち続けたいものです♪
花言葉: 秋風に想いを乗せて
最後にちょっと余談
ススキと荻は良く酷似していて 見分けがつきにくいです
ススキは 株立ち 荻は独り立ち
そう言われますが ちょっとその違いも残しておきましょう
オギは ススキとは自生環境が異なり
水辺や河川敷に多く生えます
オギは 花茎の上部にまで葉が多数つき
花茎にほとんど葉が付かないススキとは スタイルが異なります
オギは 果実期になり枯れ野になった後も
白い冠毛のある種をつけた穂が 長い間見られます
オギは 芒(ノギ)がありません
芒(ノギ)とは
ススキの果実期にみる 枝分かれした無数の小穂のさきから
細長い刺が伸び、鉤のように降り曲っているのが見られます
これを芒(のぎ)といい、ススキの特徴でもあり
オギとの見分けになります