​青空の小鳥との出逢い☘️

いつも読んでくださりありがとうございます

「この子も白いハルクインですよ」
そう教えていただき
青空のような小鳥さんに出逢いました

頼ってくるような瞳
翼を広げて「あたちをみて」ポーズ
「こっちこっち」というように
白く綺麗な翼を広げて見せてくれる可愛い子

手に乗せると
嬉しそうな満足した顔で
へへへと笑ってるかのようでした。

真っ白な子をイメージしてた分
目の前の青空の子を手に抱っこしながら
私はとても悩みました‥

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悩みながら毎日会いに行くと
青空の子は顔を覚えてくれました。

私はまる顔なので
餌をくれそうに見えるのかもしれません

青空の子を見に行くと
他の雛さんが慌てて
私の方に走ってきてくれます。

青空の子は体が小さくて
大きな子にドンと押されてこてん

頑張って立ち直して
私の方へ来ようとするものの
また押されてどてん

倒れたと思ったら
背中の上に乗られて潰されてたり
「わ。それは痛い。」

それでも一生懸命
瞳を私に向けてくれます
白い翼を広げて
「あたちをみて」ポーズ

色んな意味で目が離せませんでした
不安

ある時には
車庫入れのように
バックして木のおもちゃの穴の中に
すすすすと下がっていく姿と目撃

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母に迷い続けていることを打ち明けると‥

母は「私が飼いたい。ずっと夢だったの。」

「あなたは、一度ペットロスになったでしょう。
もうそうなってほしくない。

二羽ではなく、私とあなた一羽一羽で飼えばいい。

いつでも会いにきて。」


親孝行をずっとしてこれませんでした

もし小鳥をお迎えすることで
母の生きがいになってくれるのなら‥

大人になってから会話の少なくなった親子でしたが
小鳥を通じて、優しい会話が増えたわたしたち。

手に包んだ小鳥さんに
お鼻をくっつけて話しかけました。

「我が家に来てくれてありがとう」

「三葉っていうお兄ちゃんもいるんだよ。
すぐは会えないけど‥」

わからない言葉をわかろうとして
まんまるの黒い瞳が下から見上げてきました。

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同じ敷地内の別棟で母と暮らしています
※この子と触れ合った後は
お風呂に入ってから三葉の元へ帰るので
夜だけ会えています。

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2人であーでもないこーでもないと相談しながら
青空の子をお部屋に連れて行き
鳥籠の中にそっと入れました。

この子を母の手に渡すとき
なんと10数年振りくらいに母の手に触れました
少しだけ胸に針を刺したような感覚

子供の頃「ママ」と呼んで
白くみずみずしい手に触るのが好きでした

雛を手渡す時に
手と手が触れ合う瞬間
働き者の母の手が老いたのだということに
気がつきました

もっとこの人を大切にしなければ
最後の親なのだから
そう思いました。

「小鳥は幸せをくれるから
お母さんこれからたくさん幸せになるよ」 
「3番目の子どもがこの子だよ」

偉そうに伝えてみると
小鳥を見つめながら母はこう言いました。

「もうなってる。幸せに。」
そんな返事が返ってきました

夢中で撫でながら、心からの笑顔で
青空の子に触れている母を見た瞬間

母と青空の子のインコライフを
サポートしてゆこうと心に決めました。

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母「この子白い腹巻きつけてるみたいニコニコ
わたし「もっと他に言い方ないんかぃ凝視
🕊「??」

ちょっとだけ喧嘩したのはひみつ


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名前はどうするの?」

大切な名前
「新あたら」を立候補にあげる準備をしながら
母に尋ねてみました

母「みく」
「え?未来って書いてみく?」

母「ううん。綺麗な青空みたいな子だから
美しい空って書いて
美空みく。えへへ、可愛いでしょ!」

もう何も言えませんでした。
だってぴったりな名前すぎたから。

美しい空の名前をもらった
この子を守れるように‥

三葉を幸せの中で守れるように‥

母へ親孝行できるように‥

私は今日も頑張る理由に支えられ
この土地で穏やかに暮らしています

☘️


​三葉はまだ知りません

三葉と美空を

幸せの中で

守れますように


☘️🕊☘️