ケララカレーを作ってみた。 | mitue-ne-cyanのブログ

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突然変わってしまった環境を受け止めきれず
誰かに話すことも出来ない思いを文字にして
客観視する為の介護家族雑記。
日常起こった事、思ったことをそのままに。

しばらく前の事だが、長男が、職場の方にケララカレーと言うものをいただいてきた。

ざっくり言うなら、カレー粉の部類なんだと思うが、裏に書いてあった材料と作り方

そして、5皿分というあたりで、作るのを躊躇っていた。

我が家は4人家族なので、普通に考えれば充分足りる量が出来上がるはずなのだが

家族全員が、ご飯より、カレーを増し増しでかけたい上に、どうせ手間が一緒ならと

カレールー2箱分(およそ15人分)まとめて作り、二日で完食する家なのだ。

 

その上、いつも作るカレーとは違い、材料が我が家に標準装備していないものがいくつかある。

玉ねぎとニンジンは同じだが、ニンニク、ショウガはいれない。それでも、そこまでは

普通に冷蔵庫にほぼ常備されているものだ。

しかし、リンゴはあまり食べないので、我が家では殆ど見かけないものの一つだし、セロリもそうだ

 

一番ネックになったのが、作り方

まず、骨付きチキンを強火で焦げ目がつくまで炒め、一旦取り出す。

次に、、玉ねぎとニンニクをみじん切りにして,ケララセットに入っているスパイスと一緒に

きつね色になるまで炒める。のだが、待てど暮らせど?一向にきつね色になんかならない。

仕方がないので、ごく弱火で炒めながら、次の材料の準備をする。

リンゴ半分。(半分って、残り、どうするの!?と思った私は、躊躇いなく自分のお腹に収めた。)

みじん切り。

セロリ一本。みじん切り。

ニンジン二分の一(100g)すりおろし。

リンゴとセロリのみじん切りはともかく、ニンジンのすりおろしが、案外曲者で

大根と違って水分が少なく硬いので、なかなかすり下ろせない。

 

そうこうするうちに、玉ねぎも色づいてきたので、他の材料も合わせて炒める。

10分ほど炒めたら、やっと鍋に投入して、水と炒めた鶏肉を入れ、煮込み用スパイスと共に

火にかける。

煮込み用スパイスは、粉末状の物と、鷹の爪一本、ローリエ一枚、シナモンスティック一本。

ここまででおよそ2時間。

初めて作ったので、手際の悪さはあるものの、通常のカレーなら二回作れそうな時間だ。

この後20分ほど煮てからやっとカレー粉の投入だ。

そして、とろみがつくまで弱火で、また煮込む。

最後に仕上げの香りスパイスと、辛みスパイスを入れて出来上がり。

辛さは最後のスパイスの量で調整できるが、今回は全投入。

 

”カレーがお手軽料理だと、誰が言った!!”と誰とも知らぬ人に悪態をつくほど

疲れた料理だったが、出来上がりはなかなかのもので、簡単にみじん切りや、すりおろしが出来る

便利グッズがあれば、随分時間も短縮できただろう。

残念ながら、我が家は包丁と、昔ながらのおろし器しかなかったので、明日は筋肉痛だな

と思いながらニンジンをすりおろしたけれど。

 

野菜のうまみが引き立つ美味しいカレーではあったが、辛みスパイスを躊躇いなく

全投入したせいで、思ったよりも随分辛口になり、野菜の甘みとスパイスの辛みは

両立することを実感する結果となった。

辛くて美味い、ケララカレー作りの顛末である。