有川浩さんの「図書館戦争」が好きで
その中に登場する本として出てきたものを実際に書籍化したものが
「レインツリーの国」
なんですが…
中途聴覚障害者の女性(ひとみさん)と
健常者の男性(伸)の恋の物語なんですが
"耳が聞こえない"(病気)の女性
と
耳が聞こえて"普通に過ごせる"男性
の人間同士のぶつかり合いや
どうしたら違う2人はわかり合えるようになるのか。
という人間の成長や絆の結び方の物語でもあり…なんだか感動します。
また突発性難聴や中途聴覚障害など耳の病気についても初めて学びました。
テレビの字幕表示。
「この世に無意味なものなんてないんやな」
と伸が呟く場面があるのですが
(伸は大阪出身)
ひとみさんのような相手と関わって初めて自分と違う世界を私も伸と共に知った瞬間でもありました。
………………………
小説の中でひとみさんは長い髪で耳を隠し
ひたすら自分の世界に閉じこもります。
私も難病になって
"可哀想だな"と思われているかもしれないし
自分で自分を"可哀想な自分"と思っていたかもしれません(;・∀・)
ひとみさんのように自分の可哀想な世界に逃げ込んでいたかもしれない。
けど読み終えると
人間って強いなぁと🍀
病気に引っ張られて
自分の好きな世界を諦めることをやめること。
心が負けないことって大切だよねと思えるお話です☺🌲
さすが有川浩さん!!!
物語の中でひとみさんは「あなたに私の気持ちなんてわからない!」と病気だからこそ意固地になってしまう自分への悔しさや健康である世界をもつ伸を羨ましがります。
あなたは私と違うと。キラキラ伸が輝いているように見えている。
けど実は伸は伸で苦しむことがあった。
ひとみさんには、わからない苦しみがあって。
でも
"可哀想な世界"に閉じこもる
ひとみさんを何度も何度も引っ張り出す伸。
それに呼応して
変わろうとするひとみさん
素直に気持ちをぶつけて勇気をだすことの大切さ。
様々学べる人間の成長の物語でもあり
恋物語でもある「レインツリーの国」🌲
お暇な方はぜひ♪
ではまた🍀
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ちなみに映画化もしてます♪