以前、【シェイプオブウォーター】という映画を見た
おもいっきり映画好きの映画って感じがした
見た感想的には、不思議な映画だなぁ~とも思ったけど映画特有のいいところがいっぱいあった
特に、物語に出てくるこの生物を「美しい」と思っている登場人物は、全員何かが欠けている人達、もしくは一般論に当てはまらない人達だった
差別とかじゃない
普段生きてて、目を背けたり、近づかない、気づかないふりしてやり過ごそうとするものを、お芝居の世界では深くさぐっていく
そして、それを一般論とか多数派の価値観に訴えて、それを見た人は考えさせられる
この映画はまさにそれに当てはまるのかな~と
何が言いたいかと言うと、何かが欠けている登場人物たちに対して、一般論をぶつけてくる他の登場人物の考えが邪魔というか、くだらなく思えた
普通の人なら……、っていう普通って何なの?そんな当たり前なんかどうでもいいんだよ!!って
そんな一般論や多数派に逆らう姿(この人達は好きでそうなったわけではないけど)は、「みんな」っていう強い引力に何度も流されそうになる自分に、おい!!って仁王立ちで立ちはだかってるような気がした
こんな物語
ヒーローっぽい奴が、ヒーローっぽいことをしない物語
ちょっと社会の隅にいるような人達の物語
色んな愛の姿を描く物語
そういう物のほうが、色んなことを気づかせてくれると思いました
お後がよろしいようで