2018/09/25(火)  MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
B5-3C
勝  パットン
負  フランスア
S  山﨑


広島の青空が赤く染まり夜になる。

空に一番星が光るように、マツダスタジアムの一角が青く光り輝く。

応援は数ではない。

熱であり、力であり、心だ。

グラウンドに一番遠い一角から、蒼き応援歌が球場全体に響き渡る。

選手はその熱い思いに応えていく。

圧倒的な多勢に無勢の中、逆転のカープに逆転を許さない。

マジック1の異様な雰囲気の中で、
選手達は戦い抜き勝ち抜いた。

一時は最下位に喘いだチームが、遂にAクラス浮上。


その決勝打は、この男が放った。

来日6年目のメジャーリーガー。

圧倒的な勝負強さ。
華麗なフィールディング。
そして、常にポジティブに選手達を励ますリーダーシップ。

その根底にあるのは、勝利への飽くなき執念。

「自分たちの目の前で相手のセレブレーションは見たくないからね。我々はあくまで2位を狙っている」

ハマのチャモさんが、奇跡の大逆転を実現させていく。

誰も見た事のないドラマは、既に始まっている。

ポストシーズンの主役は、我らがベイスターズだ。

横浜の秋は熱く燃えていく。


勝負がかかる
痺れる瞬間
流れを我らに
アニモ ロペス
チャモ! チャモ! ロペス!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号2。
ホセ・ロペス。

TOGETHER WE CAN DO IT.
チームも、ファンも、一緒なら達成できる。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/24(月)  MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
B7-5C
勝  エスコバー
負  ジョンソン
S  山﨑


ベイスターズ史上最高の外国人打者ロバート・ローズ。

チャンスに滅法強く、マシンガン打線の不動の四番打者として、鉄壁の守備を誇る二塁手として活躍したハマのレジェンド。

その伝説は応援時のチャンステーマとして今も残り、チームを鼓舞し、ファンを熱く燃えさせている。

「彼のことは知らなかったよ。でも、レジェンドに少しでも近づけるように頑張りたいね」


マジック1のカープに先制を許したすぐ後に、34号3ランホームラン。

追い上げられたその後には、35号2ランホームラン。

真っ赤に染まるマツダスタジアムの大歓声を溜息に変えた。


昨秋テストを経て入団した第5の外国人選手とは思えない、獅子奮迅の活躍ぶり。

まさに神がかった打棒には、昨秋の大逆転劇を超えるドラマへの期待が大きくかけられる。

まさかは実現するのだ。

その旗頭こそ、嵐のカリビアン。

ドラマの幕は、既に上がっている。

一戦必勝で、戦い抜こう!


Going on ソト!
Touch'em all ソト!
君は嵐のカリビアン
見せつけてやれ
パワフルスイング

ソト! ソト! ソト! レッツゴー!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号99。
ネフタリ・ソト。

THE LOAD IS MY STRENGTH,
I HAVE NOTHING TO FEAR.
失敗を恐れないで挑戦し続けるんだ。主はわたしとともにいる。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/23(日)  MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
B1-2xC
勝  中﨑
負  三嶋  

1点差のゲームをギリギリで落とし、連勝は4でストップ。

カープのマジックは1になった。

悔しい敗戦の中にも、希望はある。

ハマの左のエースが、故郷で復活したのだ。

奇しくもカープベンチには、広島工業高校の先輩、2000本安打の新井貴浩がいる。

レジェンドは、今シーズン限りの引退を表明。

ハマの若き左腕は、勇気を出して大先輩に挨拶に出向く。

苦労人は、チームの壁など関係なく、後輩の思いに応える。

2年連続の開幕投手に指名されながら、結果が出せずに苦しみ抜いていることを打ち明ける。

先輩は、優しく語りかける。

「誰でも苦しい時はあるけど、そこで心が折れてしまってはいけない。プラスに考えて、次に苦しい時がきたときに、その時期をいかに短くできるかが大切。一流の選手になるためには、それが大事なこと」

  中継ぎ降格から、実績を残して掴んだ今一度の先発マウンド。

6回途中1失点。

左腕を振り抜いた。
全力で投げた。
懇親のピッチィングだった。

ポストシーズン進出を目指し、全力で戦う毎日。

この日の好投は、明日に繋がる。

ここまでの悔しさ。
ここまでの屈辱。

それを力に変えて。

連戦は続いていく。

今日も全力投球。
明日も全力投球。
それが我らの使命。

左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 健大

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

GRATITUDE.
ファン、家族、環境、全てのものに感謝。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/22(土)  横浜スタジアム
B4-2D
勝  平良
負  笠原
S  山﨑

真剣勝負の最終打席。

7回裏に代打で現役最終打席を控えた彼は、ウエイティングサークルで涙を堪えていた。

最後の最後までフルスイング。

男ゴメスは空振り三振で、その野球人生にピリオドを打った。

試合後の引退セレモニー。

浜松の怪童と言われた中学時代。

春夏連覇の横浜高校時代。

法政大学のスラッガーとして活躍し、ライオンズに入団。

2008年には日本一にも貢献。

「里帰りだぞ」

第2の故郷 横浜への移籍が決まったのは、2011年オフ。

イバラの道の新球団DeNAのスタート。

勝負強い打撃で、その飾らない人柄で、涙もろい情熱で、若いチームを常に盛り立ててきた。

彼は涙を堪えきれない。

両チームから花束贈呈。

ドラゴンズからは、松坂大輔。
ベイスターズからは、小池正晃。

ドラゴンズベンチには、トレード相手の武山真吾の姿もあった。

涙の松坂。
涙の小池。
そして、涙の後藤。

思い出の横浜スタジアム。

横浜高校の同級生3人は、熱く熱くマウンドで抱き合った。

そして、ドラゴンズベンチには現在スカウトで活躍する小山良男も。笑顔で同級生に声をかけた。

最後は松坂と小池も参加しての胴上げ。

巨体が横浜の空に舞った。

200万人のベイスターズファンが、涙でそれを見届けた。

轟き渡る大歓声。
鳴り止まぬゴメスコール。

幾重にも感動が広がるセレモニーは、彼の人柄が為せること。

亡き母のために、愛する子供たちに捧げたホームラン。

貴方のことを、決して忘れない。

満身創痍の身体を、まずはゆっくりと癒して。

時が来れば、愛するベイスターズの後輩たちのためにまた一緒に。

去って去らず。

16年間、大変にお疲れ様でした。

そして、本当にありがとうございました。

鍛えた剛腕
獲物を捉えろ
狙いを定め
打てよ 飛ばせよ 彼方へ
GO GO ゴメス!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号55。
G 後藤武敏。

MAKE IT HAPPEN IN YOKOHAMA!!
ミラクルをもう一度、横浜で起こしたい。

VICTORY is WITHIN US.



2018/09/21(金)  横浜スタジアム
B9-1D
勝  京山
負  小熊


石川雄洋のヘッドスライディング。
筒香嘉智のハマスタ100号ホームラン。
そして、京山将弥の準完投ピッチング。

それは、全て彼のためにと後輩たちが奮闘した結果だった。

それは、彼のピッチングが引き出したものでもあった。

引退試合は、4年ぶりの先発マウンド。

相対するはドラゴンズの右の強打者 平田良介。

「一球一球に9年間の思いを込めた」

最後は123キロのスライダーで空振り三振。

雨の降り頻る横浜スタジアム。
万雷の大拍手。
轟き渡る大歓声。

チームメイトとマウンドで抱擁を交わし、有終の美を飾った。


1985年4月13日生まれ。
埼玉県新座市出身の33歳。

埼玉平成高校、上武大学を経て、住友金属から、2009年ドラフト2位でベイスターズに入団。

低迷するチームにあって、ルーキーイヤーは先発の軸として。2年目以降は主に中継ぎとして、粘り強く投げ抜いた。

沈み込むような独特のサイドスロー。
巧みな投球術。

中でも右の強打者には無類の強さを誇った。

スワローズの主砲 ウラディミール・バレンティン。

シーズン最多本塁打記録を持つ大砲を、初対戦から20打席無安打に抑え込んだ。

「加賀、バレンティンだ。君の経歴に敬意を表するよ。抑えられる事が多かったけれども、君との対戦は楽しかった。ホントニアリガトウゴザイマシタ」

最高の対戦相手からのメッセージも紹介された感動の引退セレモニー。

愛する3人の息子と共に、場内を一周。

戦場に向かうため何度も乗り込んだリリーフカーに乗るのもこれが最後。

「目立たない自分でしたが、このマウンドに上がるたびに大きな声援をいただき、とても力になりました。9年間ありがとうございました」


しばし休んで、長年の疲れを取って、いつかまた愛するベイスターズのために。

その経験と人柄は、横浜の大きな財産だ。

去って去らず。

9年間、大変にお疲れ様でした。

そして、本当にありがとうございました。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号16。
加賀繁。

BEGINNER'S MIND.
全ての基本は初心にある。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/19(水)  東京ドーム
B6-1G
勝  東
負  吉川光


1993年オフ、日本プロ野球界にフリーエージェント制度が導入された。

その目玉はドラゴンズの落合博満。
三冠王3度の強打者は、ジャイアンツに移籍する。

出場機会を求めたジャイアンツのファースト駒田徳広はFA宣言。

この年、横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズへと生まれ変わた球団は、駒田の獲得に動く。

それに並行するかのように、高木豊、屋敷要、大門和彦、山崎賢一、市川和正、松本豊を解雇。

功労者への無残な仕打ちに、ファンは反発。

低迷するチームにあって、駒田には情け容赦ないヤジも飛んだ。

閑古鳥が鳴くハマスタでは、選手にヤジが良く届く。

気性の荒い駒田は、それに本気で食ってかかかる事もあった。

そんな中、チームは徐々に力をつけていく。

抜擢された若手が結果を出し始めたのだ

1997年には18年ぶりの2位。
1998年には38年ぶりの日本一を成し遂げた。

その時のキャプテンが駒田。

チームで唯一の優勝経験者は、グラウンドでも、オフの時でも、チームの精神的支柱であった。


2014年オフ。
元メジャーリーガーが、ジャイアンツを自由契約となった。

チームの中心選手 阿部慎之助のファースト転向に伴うものだった。

「アベさんは日本の中心選手。仕方がないことだよ」

2年間でホームラン40本を放った勝負強い男は、恨み言一つ言わず爽やかにチームを去り、ベイスターズへの入団を決めた。


勝負強い打撃。
堅実な守備。
そして、チームメイトを常に励ますチームリーダー。

皆は尊敬と感謝を込めて、彼をチャモさんと呼ぶ。

チャモとは、スペイン語でやんちゃ坊主との意味だ。


自分が結果を出せず辛い時も、若いベイ戦士たちに、明るくポジティブに声をかけていく。

この日も、彼はいつものチャモさんだった。

7回2アウトまで完全試合の東克樹が、ケーシー・マギーにソロホームランを浴びる。

彼は仲間と共に、すぐさまマウンドに駆け寄った。

「いい投球をしているから、リラックスすれば大丈夫」

ルーキーに笑顔が戻る。

後続を断ち切り、デビューからのジャイアンツ戦連勝記録を5に伸ばした。

ポストシーズン進出がかかった大事な試合。

結果でもチームを鼓舞した。

3回には試合を決定づける3ランホームランは来日150号。

かつての本拠地東京ドームでの嬉しい達成となった。

「150という数字に自分でもびっくりしてます。来日6年目で達成することが出来て、DeNAのファンのみなさん、巨人のファンのみなさんにも感謝したいです」

「100%の力を出して、プレーオフに行けるように頑張りたい」


ビッグエッグにこだまする応援歌。
轟き渡る大歓声。

みんなのチャモさんは、最高の笑顔で応えた。

実りの秋がやってくる。

今年も主役はベイスターズだ。


勝負がかかる
痺れる瞬間
流れを我らに
アニモ  ロペス
チャモ! チャモ! ロペス!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号2。
ホセ・ロペス。

TOGETHER WE CAN DO IT.
チームも、ファンも、一緒なら達成できる。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/17(月)  横浜スタジアム
B6×-4T(延長10回サヨナラ)
勝  エスコバー
負  ドリス


カリブの熱風が、ハマスタに駆け抜けた!

前日に22年ぶりの1試合20失点を喫したばかりのデーゲーム。

晩夏の蒸し暑さを吹き払う、逆転2ランホームランが初回から飛び出す。

お互いに借金2桁のチームとはいえ、ポストシーズンをかけた熱い戦い。

そんなのは邪道だよと言うのもその通り。

だが、悪法も法なり。

決められたルールの中で戦い抜くのがプロ。

僅かな可能性にしがみつくのもプロだ。

「ポストシーズンに出ることは野球人のやりがい」

この日のヒーローは感慨深く語った。


縁とは不思議なもの。

僅かなチャンスをものにして、プエルトリカンは、昨秋ベイスターズの一員となった。

オープン戦で大活躍し、掴み取った一軍登録。

だが、右ふくらはぎの違和感で登録抹消。

ファームで、時を待ち、時を創った。

誰に言われるでもなく、全力疾走。

若手ともベテランとも積極的にコミュニケーション。

万永貴司監督ら二軍首脳陣の想像をこえるナイスガイぶり。

5月の一軍昇格以降は、まさに神がかった活躍。

グレン・ブラッグス。
ロバート・ローズ。
タイロン・ウッズ。
トニ・ブランコ。
ユリエスキ・グリエル。
そして、ホセ・ロペス。

ベイスターズを彩った右の強打者助っ人列伝に、背番号99は加わった。

延長10回裏。
相対するは、ここまでベイスターズ戦に無類の強さを誇ってきた、タイガースのストッパー ラファエル・ドリス。

簡単に2アウトを取られた後、宮﨑敏郎が出塁。

ハマスタのボルテージは最高潮。

彼が降り抜いた弾道は、一気にハマの空の彼方に消えていった。

「チームメイトがホームベースで待っていて、私を祝福してくれてすごく嬉しかった」

君こそ、ハマの希望。
君こそ、ハマの太陽。
君こそ、ハマの逆襲の旗頭。

今一度、誰も見たことがないドラマの幕が上がった。


Going on ソト!
Touch'em all ソト!
君は嵐のカリビアン
見せつけてやれ
パワフルスイング

ソト ソト ソト レッツゴー!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号99。
ネフタリ・ソト。

THE LORD IS MY STRENGTH.
I HAVE NOTHING TO FEAR.
失敗を恐れないで挑戦し続けるんだ。主はわたしとともにいる。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/16(日)  横浜スタジアム
B4-20T
勝  藤浪
負  今永


滅多打ちにされ、無残にノックアウトされる背番号21を見ながら、ある男のことを思い出した。

吉見祐治。
和歌山県立星林高校から東北福祉大学を経て、2000年にベイスターズを逆指名して入団。

シドニーオリンピックにも出場した大学No.1の左腕に、球団は大学の先輩「大魔神」佐々木主浩の背番号22を与える。

2年目には25試合11勝8敗5完投1完封の大活躍。

新人王こそスワローズの石川雅規に譲ったが、最下位を独走するチームの唯一の希望だった。

翌2003年には本拠地横浜スタジアムでの開幕投手に大抜擢。

タイガースのエース井川慶に投げ勝ち、山下大輔新監督と共にヒーローインタビューに立った。


だが、シーズンはここで終わってしまう。

この年優勝したタイガースにここから16連敗。
42.5ゲーム差の最下位。
5位カープにも22.5ゲーム差をつけられた。

エースと期待された吉見も3勝10敗に終わる。

奇しくも2018年の背番号21と同じ成績だ。

翌2004年、佐々木のベイスターズ復帰に伴い背番号は21に変更。

2010年にマリーンズにトレード。

2014年にタイガースから自由契約を告げられ、ベイスターズの打撃投手となった。


同郷の後輩 筒香嘉智ら現役選手のよき相談相手としてもチームを支えている。


カープが独走する2018年シーズン。

「タイガース戦がポイントだ」と開幕前に指揮官は語ったが、本拠地での屈辱的な敗戦が続く。

轟き渡る六甲おろし。
ライジングを無視したあと一人コール。

この日の罵声。
この日の溜息。
この日の無念。

この屈辱を、君は絶対に忘れてはいけない。

罵声を歓声に。
溜息を雄叫びに。
涙を笑顔に。

その左腕で、変える責任が君にはある。

左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ  攻めろ 昇太

横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。

THE FLOWER THAT BLOOMS IN ADVERSITY IS THE RAREST.
どん底から這い上がれ!

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/15(土)  横浜スタジアム
B3-1G
勝  平良
負  菅野
S  山﨑


雨上がりのハマスタに、快刀乱麻のピッチィングが冴え渡る。

同郷の先輩捕手 嶺井博希のミットに、鋭いボールが投げ込まれる。

ジャイアンツの強打者達が翻弄されていく。


相手先発は、菅野智之。
ジャイアンツ不動のエースにして、侍ジャパンの大黒柱。

恐れ多くて声などかけられない雲の上の存在だった。

その球界を代表する右腕と真っ向勝負して投げ勝った。

6回1/3。83球8奪三振。

古巣相手の嬉しい初勝利となった。


1995年7月12日生まれ。
沖縄県国頭郡出身の23歳。

沖縄県立北山高校から、2013年ドラフト5位でジャイアンツに入団。

ドラフト同期の田口麗斗と共に、将来の左右のエース候補と期待されていた。

そんな彼に転機が訪れる。

2017年1月5日。
フリーエージェント移籍をした山口俊の人的補償選手として、ベイスターズへの移籍が発表される。

「プロテクトもれした中で、最も取られたくなかった選手」とジャイアンツ関係者は臍をかんだ。

移籍後すぐに一軍登録。
プロ初勝利も記録。

そしてこの日、本拠地初の嬉しいヒーローインタビューとなった。


先発投手陣の不調に苦しみ抜いた今シーズン。

最終盤になって大型右腕がいよいよ覚醒。

野球はやはり先発投手だ。

まだまだ負けられない戦いが続いていく。

若き右腕が躍動する実りの秋が始まった。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号59。
平良拳太郎。

KEEP WORKING HARD
AND CONCENTRATE.
集中し、奮い立って戦う。力いっぱい努力する。

VICTORY is WITHIN US.


2018/09/14(金)  横浜スタジアム
B4-2G
勝  井納
負  内海
S  山﨑


試合途中から降り出した雨は止むことがなく、勢いを増していく。

土砂降りの雨の中、聞き慣れたテーマ曲がハマスタに響き渡る。

祈りにも似た怒涛のヤスアキコール。

小さな大魔神は、いつもの様にリリーフカーを運転する青年の肩に感謝の思いを込めて手を置き、マウンドへ駆け抜けていく。


プロ野球選手にとって、ホームゲームでの声援ほど有難いものはない。


それがため息や失望に変わる時、これ程辛いものは無い。


優勝を目指したはずの今シーズン。

何度この辛い光景を目にしてきただろうか。


声援を送りながらも、不安や恐怖とファンも戦っていた。

大丈夫なのか。
抑えられるのか。

そんな不安をかき消すような気迫のピッチング。

三者連続三振で、今シーズンの30セーブ目をその手で掴み取った。


デビューした年から4年連続でストッパーを務めてきた選手は、プロ野球史上いない。

他の11球団を見渡しても、クローザーであり続けることが、如何に困難なことががわかる。

誰も通ったことのない道なき道を、彼はひたすら進んでいく。

今日も全力投球。
明日も全力投球。
それが我らの使命。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。

TAKE PRIDE IN YOUR WORK.
自分の仕事に誇りを持つ。

VICTORY is WITHIN US.