2021年5月1日(土)

横浜スタジアム

ベイスターズ 10-2 スワローズ

勝 エドウィン・エスコバー 1勝0敗

負 高梨裕稔 2勝1敗

 

 

雨は上がり、虹が架かったスタジアム。

試合を決めたのは、背番号5の一振りだった。

 

ふがいない闘いが続いていた本拠地に、およそ一ヶ月ぶりに歓喜の輪が広がった。

 

同点の6回裏。

相手のエラーでもらったノーアウト満塁のチャンスは、2者連続三振で途切れそうになっていた。

 

ハマスタに響く「勝手にシンドバット」。

 

茅ヶ崎が生んだ国民的グループのデビュー曲に乗って、この男が打席に向かう。

 

「チャンスだったので、初球からいくぞと決めていました」

 

鋭く振り抜いた打球はセンター前へ。

 

決勝打を放った背番号5は、ベンチに満面の笑みでガッツポーズを作った。

 

「2アウトになって嫌な空気の中、よく打ってくれた。あれで流れが一気にきた」

指揮官も激賞する一打だった。

 

昨シーズン復活を果たした彼は、プロになって初めて地元の球場を貸し切って学生時代の仲間らと自主トレに励んだ。

 

そこに毎日のように妹の美穂さんが訪れ、サポートをしてくれていた。

 

彼女は日立製作所のソフトボール部の選手を、昨年で引退していた。

 

「本当にありがたかったですね。妹に喜んでもらえるような活躍をしないと」

 

悪夢のような4月は過ぎ去った。

新しい月が始まった。

 

「選手全員、スタッフ全員、そしてファンの皆さんも諦めていないと思うので、前を向いて頑張っていきたいと思います!」

 

これからが、横浜の季節だ。

かっとばせ 見せろ男意気

さあ打つぞ 勝利へ導け

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号5。

倉本寿彦。

 

PLAY FROM THE HEART

心こそ大切なれ。

 

I☆YOKOHAMA

今こそ、横浜一心。