2019/09/12(木) 横浜スタジアム
ベイスターズ 5-8 ジャイアンツ
勝 田口麗斗 3勝3敗1S
負 平良拳太郎 5勝5敗
優勝争いの大一番。
首位攻防の天王山。
絶対負けられない3連戦。
こんな言葉、見聞きするのはいつ以来だろうか。
まさに、21年ぶりの大勝負。
真正面から闘いに挑んだ。
だが、負け越してしまった。
ウイング席が増設されて、連日32000人が詰めかけた横浜スタジアム。
熱き星たちの歓声は、溜息に変わった。
だが、最後まで選手たちは諦めることなく食らいついた。
その口火を切ったのは、我らが選手会長だ。
4回を終了して1-6の5点差。
絶望的なスコアの中で、今日も左腕はマウンドに向かう。
2年連続開幕投手を務めながら故障で開幕に間に合わず、中継ぎとしてスタート
した。
「いつかは先発のマウンドに戻りたい」
熱き想いを心に秘めて、ピンチの場面を何度も救ってきた。
春先に大型連敗を繰り返したチームが、気がつけばAクラスに躍進。
一時は首位に0.5ゲーム差まで肉薄。
後半戦から先発ローテーションに復帰した彼も、安定した投球で白星を重ねていっ
た。
そして、勝負の9月。
再び、彼の職場はブルペンになった。
勝ち抜けないチームにあって、痺れるピンチを何度も救ってきた。
何より、顔付きが変わった。
温厚で柔和な表情に、力強い輝きが加わった。
闘う男の顔になった。
左腕には圧倒的な力が漲る。
5回表を三者凡退で抑えると、攻撃陣にその闘志が乗り移る。
連打で3点差に詰め寄り、今一度ゲームを立て直した。
6回表も無失点に抑えた彼のピッチングに、今一度チームは起ち上がったのだ。
大事な闘いに、勝ち抜くことは出来なかった。
だが、まだ終わってしまったわけではない。
僅かばかりの可能性がある限り、最後の最後まで戦い抜くだけだ。
寡黙な左腕は、身をもってその事を示して見せた。
熱い闘いは、まだまだ続く。
背番号14の熱い夏は終わらない。
左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 健大
横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。
GRATITUDE.
ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。
FOR THE MOMENT THAT WILL LAST A LIFETIME.
一生残る、一瞬のために。
