2019/06/11(火) ZOZOマリンスタジアム
ベイスターズ 6-3 マリーンズ
勝 濱口
負 涌井
S 山﨑

1回表に、ツーベース。

3回表には、ソロホームラン。

5回表には、シングルヒット。

プロ野球史上69人しか達成していない大記録・サイクルヒットの達成が目の前に来た。

6回表、強く振り抜いた打球は左中間へ。

彼は2塁ベースを駆け抜け3塁へ疾走。

だが、マリーンズ野手陣の好プレーの前に僅かの差でその夢はかなえることは出来なかった。

5打数4安打1打点。

トップバッターとして十分すぎる活躍だった。

1994年1月17日生まれ。
沖縄県島尻郡南風原町出身の25歳。

沖縄県立糸満高等学校から中央大学、日本生命を経て、2017年ドラフト2位で入団。

勝負強い打撃に堅実な守備。

「子供の時に犬に追いかけられて逃げ切ったことがあります」という俊足の持ち主。

群雄割拠のベイスターズ外野陣。
そのレギュラー争いに割って入る活躍のルーキーイヤーは、ある日突然終わってしまう。

2018年8月12日。
横浜スタジアム。
タイガース戦。

右足甲の外側に死球を受け、そのまま交代。

骨折でその後の試合に出場することは出来なかった。

「悔しいですよね。1年間戦力になることが目標だったので。だから今季は絶対にやってやろうと思っているんです」

シーズン前の強い決意そのままに、1番センターに定着。

ここまで9試合連続安打。
打率.329。堂々のセ・リーグ3位。

「明日も勝って、連勝を伸ばしていけるように頑張ります。応援宜しくお願いします」

冷静に試合を振り返り、既にその闘志は次の試合へ向かっている。

背番号8の前任者は多村仁志。

5ツールプレイヤー(5ツール=打撃技術、パワー、足、守備、肩)にファッションを加えた「6ツールプレイヤー」を自称していた。

2006年WBC決勝のキューバ戦で放った豪快なホームランは伝説。

「タムラさんは、キューバの野球観を変えたレジェンド」

その日対戦したキューバの至宝ユリエスキ・グリエル(現ヒューストン・アストロズ)は多村に憧れ、2014年にベイスターズのチームメイトとなる。

またタイプは違うが、端整な顔立ちに穏やかで落ち着いた性格、そして試合中の熱い闘志もレジェントを彷彿とさせる。

令和の6ツールプレイヤー。

島人の星は、横浜の一番星へ。

鮮やかに輝きを増していく。

琉球の波に乗って
潮風を背に受け
冴えわたる神業
オーーー島人の星

イーヤーサーサー!
カミザト!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号8。
神里和毅。

EVERYTHING'S GONNA BE ALRIGHT.
何とかなる事ではなく何とかなる努力をする。

Go Beyond the Limit.