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B10-3S(7回裏途中降雨コールド)
勝  三上
負  小川


「横浜スタジアムには雨も降るし風も吹く。でもこれこそが野球。原点に戻った気がする」

2006年オフ。小田嶋正邦とのトレードでジャイアンツから移籍してきた仁志敏久は語った。

ベイスターズでも主力として活躍。
若手の良き手本としても、大矢明彦監督からの信頼は厚かった。


午後からの雨が予想される中、プレイボールがかかったこの試合。
CS-TBSチャンネル2の解説を務めた。

現役引退後も「ベイスターズOBとして言わせてもらえば」等と厳しくも温かい、そして冷静で知的な解説をする彼のポイントも、この日の雨だった。

試合開始後から雨脚が強くなる。
いつ中断しても、いつ中止が宣告されてもおかしくない状態の中、試合は進んでいく。

5回裏、ベイスターズ4点のリードでなんとか試合は成立する。

もう試合成立でいいじゃん。

誰もがそう思う中、グラウンド整備が行われ、試合続行。

6回表のマウンドに向かったのが彼だった。


1989年4月10日生まれの29歳。
岐阜県多治見市出身。
県立岐阜商業、法政大学、JX-ENEOSを経て、2013年ドラフト4位で入団。

山口俊、ホルヘ・ソーサの絶不調により、ルーキーながらストッパーに抜擢。

筒香嘉智の覚醒。
石川雄洋の自覚。
ユリエスキ・グリエルの衝撃。

中畑清監督3年目にして、ようやくまともに戦える陣容が整ったのも、長年の課題であったクローザーが確立されたからだ。

2017年には選手会長に就任。

皆が慕う、頼れるブルペン陣のリーダーだ。


「この難しい状況の中、良く投げたと思います。現にスワローズのリリーフ陣は打ち込まれていますし」(解説の仁志敏久)

6、7回を18球でパーフェクトに抑え、今季初勝利。

ハマの千手観音は、集中力を切らさず、涼しい顔で勝利を手繰り寄せた。


本当の勝負はまだまだこれから。

経験豊富な彼の力が、チームの力になっていく。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号35。
三上朋也。

歓喜の栄冠目指して、今日も明日も彼は投げ続ける。

VICTORY is WITHIN US.