2017/12/10
タイガースは、フリーエージェントでベイスターズに移籍した大和選手の人的補償として、ベイスターズの尾仲祐哉投手の獲得を表明。
尾仲投手のプロ初勝利のブログを再掲載します。
2017/8/22
B6×-5C
勝 尾仲
負 今村
ライト上段への力強い放物線は、筒香嘉智。
レフト上段への美しいアーチは、ホセ・ロペス。
レフト最前列への弾丸ライナーは、宮﨑敏郎。
真夏のハマスタの夜空に架かった3本のホームランが試合を決めた。
クリーンアップの3連続ホームランによる逆転サヨナラ勝ちは、プロ野球史上初。
皆、歴史の目撃者となった。
興奮と感動が収まらない。
10年に1度あるかないかのもの凄いゲームを、ベイスターズはやってのけた。
この日も、イヤな流れは続いていた。
初回に先制するも、2回以降はカープ先発の野村祐輔に手も足も出ない。
ベイスターズ先発の飯塚悟志は、要所でカープ打線に捕まり失点をかさねてしまう。
このままやられてしまうのか。
カープの勢いに飲まれてしまうのか。
敗色濃厚の中、1人の青年がハマスタのマウンドに立った。
8回表、渾身の投球で3者凡退に打ち取る。
8回裏、嶺井博希のホームランが飛び出し3点差。
9回表、彼はまた3人でカープ打線をねじ伏せる。
CS-TBSの解説、大魔神・佐々木主浩は語った。
「彼のピッチングで、勢いがベイスターズに来ますね。この試合、わからないですよ」
そして、その言葉は現実のものとなった。
1995年1月31日生まれ。
福岡県出身。
広島経済大学から、2016年ドラフト6位でベイスターズに指名される。
「大学の先輩、ホークスの柳田悠岐さんと対戦したい」とは入団時に掲げた目標。
だが一軍では結果を残せず、ファームで腕を磨いた。
そして、防御率0.94という驚異的な成績を残して、再度這い上がってきた。
「色々考え過ぎてしまった」
「ともかくゼロに抑えることだけを考えてます」
彼のピッチングが、連敗中もチームにメッセージを送っていた。
「何点差だろうが、誰も諦めていない」
そして、失いかけた流れを我々の手に取り戻した。
幾重にも価値のあるプロ初勝利。
サヨナラ3連発のクリーンアップと立ったヒーローインタビューは、実に凛々しかった。
ハマスタに煌めく新星がまた一つ。
戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号29。
尾仲祐哉。
まだまだ死んでいない。
勝負はこれから。
まさかは実現する。
THIS IS MY ERA.
