日本シリーズ第5戦
11/2
B5-4H
勝 砂田
負 モイネロ
S 山﨑康
初回に先制点を取ったチームがすべて勝利してきたこのシリーズ。
一番取られてはいけない点を、一番打たれたくない打者に取られた。
内川聖一。
彼の名を聞くたびに、心の奥底にある傷に触れられたように、鈍い痛みがぶり返す。
「横浜を出る喜び」
2010年。
交流戦でホークスと対戦して、その圧倒的な強さにひれ伏したという彼は、より高いレベルで自分を高めたいとFA移籍。
これまで、ホークスの中心選手として大活躍してきている。
ファンは、ベイスターズの存在そのもの否定する言葉を、応援してきた選手から突きつけられたのだ。
2011年。
球団は売却される。
新しいオーナーは、新興IT企業のDeNA。
得体の知れない不安とやるせなさに、ファンの心はささくれ立った。
野球で傷ついた心の回復は、野球でやり返すしかない。
新球団の5年間。
いろんなことがあった。
でも、選手たちが日本シリーズにファンを連れてきてくれた。
この日のスタメンが、すべてを物語る。
桑原将志。2011年ドラフト4位。
柴田竜拓。2015年ドラフト3位。
ホセ・ロペス。2014年オフにジャイアンツより移籍。
筒香嘉智。2009年ドラフト1位。
宮﨑敏郎。2012年ドラフト6位。
戸柱恭孝。2015年ドラフト4位。
梶谷隆幸。2006年高校生ドラフト3位。
石田健大。2014年ドラフト2位。
倉本寿彦。2014年ドラフト3位。
勝ち投手の砂田毅樹は、2013年育成ドラフト1位。
セーブの山﨑康晃は、2014年ドラフト1位。
暗黒時代のどん底から、薄皮をはぐように強くなってきたチーム。
一つ一つ壁を乗り越えて、チームは19年ぶりの日本シリーズまで辿り着いた。
そして、日本一が手に届くところまできたのだ。
「あと2勝したら日本一。浮かれることなく、気を引き締めて福岡に行きたいと思います。日本一になって、ファンの皆さんに恩返ししたいと思います」(筒香嘉智)
2017年の横浜スタジアムでの最終試合を勝利で飾り、選手は最終決戦の地・福岡へ。
やるからには、勝とう!
OUR TIME is N.O.W.
