9/1
B0-3×G(9回表雨天コールド)
勝  菅野
負  井納
S  カミネロ

度重なるチャンスであと一本がでず、悔しい敗戦。
降りしきる雨の中、ベイスターズファンの勝利への祈りは届かなかった。

先発の井納翔一は、粘りのピッチング。
だが、6回2/3を投げたところでピンチを招き降板。

マウンドには、今日もまたこの男が向かい、ピンチをくぐり抜けた。

明らかに登板過多のブルペン陣。

でも、彼は今日も自分の仕事を全うした。

ベイスターズのブルペンを預かるのは、木塚敦志コーチ。

2000年から2010年まで、出場した全ての試合をリリーフ登板。
低迷するベイスターズを文字通り体を張って守り続けた。

ベイスターズファンのみならず、他球団のファンや首脳陣、解説者からも、その闘志とガッツを讃えられた炎のリリーバーだった。

光の当たりにくい中継ぎというポジション。

来る日も来る日も、勝っても負けても投げ続ける男の姿は、見てるだけで泣けてくる。

この日の彼もそうだ。
様々な状況で出番がやって来る。
突然やって来る。

大きく足を開き、どっしりと構えるセットポジション。
左腕を鋭く振り抜く投球フォーム。
そして、何よりも素晴らしいのは、闘志漲るその表情だ。

1989年9月18日生まれ。
愛知県新城市出身。

静岡県の常葉菊川高校から、2007年高校生ドラフト1位でベイスターズに入団。

だが、入団後は怪我とプロの厚い壁との戦いに勝ちきれなかった。

一軍定着もままならない中、どこか不貞腐れた不良少年のような表情に見えたこともある。

転機は2015年シーズン。
セットアッパーとして一軍に定着。
オールスターゲームにも出場を果たした。

2016年シーズンは、勝利の方程式の一員として、大車輪の活躍。

その蓄積疲労からか、今シーズンは打ち込まれてしまうシーンも度々。

だが、彼はマウンドに向かう。

昨日も投げた。
今日も投げる。
明日も投げていく。
左腕を振り続ける。

横浜DeNAベイスターズ。
背番号46。
田中健二朗。

マウンドには、今日もまた戦い続ける男の凛々しい表情。

そして、勝利を信じて今日も我らは声援を送る。

OUR TIME IS N.O.W.