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B8-2T
勝 濵口
負 松田

投打がかみ合い、快勝。
万が一落としてしまえば、シーズンが終わっていたかもしれない、そんな大事なゲーム。

スタジアムは歓喜に満ち、ベイファンの笑顔が輝いた。
轟き渡る応援歌。繰り返される万歳。
勝利の花火がことのほか美しかった。


「普通です」
ヒーローインタビューでホームランの感想を聞かれ、我らがキャプテンは少しだけはにかみながら語った。

負けゲームでホームランを放っても、
「負けたら何の意味もない」と、笑顔など見せない。

強くて大きい頼れる柱が、横浜には厳然と建っている。

プロ野球12球団には、それぞれリーダーたるべき柱がある。

この日、2000本安打を達成したジャイアンツ・阿部慎之助。

我々にとっては常にチャンスで泣かされてきたタイガース・福留孝介。

巨大戦力のホークスを支える「熱男」ホークス・松田宣浩。

好調イーグルスを支えるみちのくの司令塔・嶋基宏。


皆素晴らしい選手だが、ハマのキャプテンには彼らにない決定的な武器がある。

25歳という圧倒的な若さだ。


1991年11月26日生まれ。
和歌山県橋本市出身。
名門・横浜高校では1年生から4番に座り大活躍。

2009年ドラフト会議で、ベイスターズは彼の一本釣りに成功する。

左の強打者の称号である背番号55を与えられても、
「僕の憧れは高校の先輩の鈴木尚典さんです。できれば背番号51が良かったな」と言ってしまえる強心臓。

鈴木尚典二軍打撃コーチのもと、彼は才能の芽を伸ばし、ルーキーイヤーの2010年イースタンリーグで本塁打・打点の二冠王に輝く。

シーズン最終盤に一軍昇格。

2010年10月7日。
シーズン最終戦。
横浜スタジアム。

タイガース黄金のJFKの一角・久保田智之から見事なプロ初ホームランを放つ。

真冬の時代に耐え抜いていたベイファンは、そこに希望の光を見た。

2014年には、レフトにコンバートされ、レギュラーに定着。

2015年には、キャプテンに就任。4番打者として覚醒する。

2016年には、本塁打・打点の二冠王に。チームを初めてのクライマックスシリーズファイナルステージまで導いた。

そして迎えた、2017年シーズン。
WBCでの活躍の疲れも抜けぬまま、徹底した相手のマークにあう。
まともな勝負をしてもらえない中、本来の調子に上がっていかない。

苦悩するリーダー。
だが、彼はぶれなかった。

「自分の成績はどうでもいい。チームが勝つことがすべて。優勝を目指して戦っている」

繰り返し、繰り返し、彼は語ってきた。



横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香
さあ 打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせホームラン
GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

本当の勝負はこれから。
選手も、ファンも、誰もあきらめていない。

栄冠を勝ち取ろう!

THIS IS MY ERA.