7/25
B1-0T
勝 今永
負 岩貞
S 山﨑康

今シーズン最もハイレベルな左腕対決を制して、2位浮上。

8回は、三上朋也が3者凡退。
9回は、山﨑康晃がタイガース打線を3者連続三振で斬って取り、4万8000人の大観衆を静まりかえらせた。

甲子園の夜空に「熱き星たちよ」が響き渡る。

決勝のホームランを放ったキャプテン・筒香嘉智は、この日の勝利投手にヒーローインタビューを譲った。

「投手が5点取られたならば、6点取ってくれる。打者が1点しか取れないなら、0点に抑える。今のチームは本当に勢いがあります」
凛々しい表情で、彼は語った。

2016年4月29日。
甲子園球場。
デビューからいいピッチングを続けるも、ここまで0勝3敗だった彼は、目の覚めるようなピッチングをする。
6回2/3を投げて14奪三振。
奇しくもこの日も、岩貞祐太と投げ合っていた。
だが、陽川尚将に2ランホームランを浴び、敗戦投手に。

「三振を取れる投手ではなく、勝てる投手がいい投手。力のない人間は練習するしかない」
彼はこう語り、一切の言い訳をしなかった。

投げきった後に発する彼の言葉の数々。
ファンはいつの日か、彼をこう呼び始める。

「投げる哲学者」と。

またある日にはこのように語っている。
「『援護点がない』というのは防御率0点台の投手が言うこと。僕の力不足です」

この日の快投で、7月の月間防御率は1.07。

言葉と実力が兼ね備わり、新たな歴史を築き上げようとしている。

左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 昇太

横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。

智勇兼備の左腕が、チームを優勝に導く。
THIS IS MY ERA.