7/1
B6-4G
勝 加賀
負 カミネロ
S 山﨑康

ハマのリードオフマン桑原将志の先頭打者本塁打で幕を開けたこのゲーム。

8回裏、ジャイアンツ村田修一に逆転打を喰らう。
この男、古巣相手にはよく打つ。
一番打たれたくない相手から取られたビハインドだった。

9回表にまさかの展開。
桑原将志にグラウンドスラムが飛び出し、劇的な逆転勝利。

代打で登場し、目の覚めるようなツーベースを放ち、この日の主役に繋ぐチャンスメイクをしたのは、彼の同期の盟友だった。

2011年オフ。
4年連続の最下位。
不動の4番打者のFA移籍。
そして、球団の売却。

真冬の寒さの中、死者に鞭打つかのような試練の連続に、ファンは耐え抜いていた。

球団の運営主体もまなならぬ中、迎えたこの年のドラフト会議。
数年後の勝利のために、高校生主体の指名となった。

4位の京都・福知山成美高校の桑原将志に次いで、5位で指名されたのが地元横浜高校の中心選手の彼だった。

端正な顔立ち。
精悍な表情。
恵まれたポテンシャル。
そして、誰からも愛される人柄。

高校の2年先輩でもある主将・筒香嘉智とは兄弟のように仲がいい。

入団3年目の2014年には、プロ初打席初ホームランで鮮烈にデビューする。

ファンはそこに、どう仕様もない閉塞感から抜け出せる希望の光を見た。

明るさを忘れない中畑清監督の人材育成。
手探りの球団運営。
徐々に戦う体制が整いつつあった時期でもある。

チームが力をつけていくということは、仲間同士の競争も激しくなるということ。

代打、守備固めなど、地味な舞台でチャンスを伺ってきた今シーズン。

絶体絶命のピンチで、地味だが貴重な仕事をしてくれた。

彼にとっても、チームにとっても、大きな1勝となった。

Oh  横浜の誇り
胸に抱いて
道を切り拓け  ニコ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号33。
乙坂智。

本領発揮の舞台がやって来た。
冬は必ず春となる。
THIS IS MY ERA.