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昨日は、サンリオの実質無借金経営について書きました。
http://ameblo.jp/mitu0107/entry-11580966822.html


キティが生まれたのは1970年代です。生まれはロンドンで、女の子です。ダニエルというボーイフレンドがいます。
キャラは人気がでても数年で飽きられるのが運命です。キティもそういった事を経験しています。

しかし、1996年にキティちゃんブームがおこります。
華原の知ちゃんが「キティラー」を公言し、ブームに火をつけました。この事は、サンリオ自身も認めています。

それ以降、どんどん広まっていった感があります。
2000年代にはいって、海外のセレブ(キャメロン・ディアス、ガガ等)も身につけるようになりました。


↓ Wow, ガガ様~、ガガドールkirakira*

ガガドール


↓ キャメロンだ~ペンダント


しゃぼん玉 バブルの時のテーマパーク事業の投資がサンリオにとって負担だった
 

サンリオは、サンリオショップでキャラクターグッズを販売して売上を伸ばしてきました。それをもとに、1980年代の終わり(ちょうど、バブルの時ですね)からテーマパーク事業に進出しました。これが現在でも赤字です。過去に数回しか黒字になった事がないそうです。
2013年3月期のテーマパーク事業は売上53億円、営業損失5億円です。


テーマパークを建設するのには借入金が必要ですよね。
赤字続きだと、これにかかった投資を、テーマパーク事業からは返済出来ない事を意味します。よって、キティちゃんビジネスで、何でもコラボする等して借金を返済していったのです。


理想的な借入金の返済は、営業活動CFと投資活動CFをたしたのがプラスであり(すなわち、フリーキャッシュフロー)、そこから返済をしていくのが良いとされています。
これは、その年のビジネスにおいてキャッシュを獲得しており、そこから返済をすべきなのです。そこから返済出来なければ、過去にせっかく獲得したキャッシュを取り崩しさなければなりません。



サンリオの利益ですが、平成3年~10年迄「毎期当期純損失の赤字」です。
テーマパーク事業に進出したのがバブル景気の頃(平成1年前後)ですので、バブル景気の後遺症をもろにかぶった感じです。

ようやく、平成10年 180億の純損失  ⇒ 平成11年 51億円の純利益に転換しました。
平成11年(1998年4月~1999年3月)の有報には、こう書いています。売上高が前年より351億大幅に増加しました。これは、直営販売が力を発揮しました。
この時が、華原の知ちゃんがブームをつくった時なのでしょうか?若干時期がずれるので疑問に残ります。



しゃぼん玉 これからのサンリオ


サンリオの役員にはあの鳩山家の一員の方が役員をなさっています。ハーバードのビジネススクールご出身です
この方が、2008年に入社し、サンリオのビジエスモデルを以下のようにチェンジしました。

・ サンリオショップ等でのキャラクター販売からライセンス供与へ

・ 現地に権限を大幅に与える
⇒ 営業、企画、デザインの権限を現地オフィスへ与え、現地のニーズにあった商品開発


キティちゃんは109か国で販売されています。ライセンス供与数は、欧州759社、米国597社です
2013年3月期の連結ベースの売上は742億円です。

その内、ロイヤルティ収入は311億円ですが、日本は87億円、欧州96億円、北米80億円、南米13億円、アジア33億円です。海外からのロイヤリティー収入が72%もあります。


サンリオはM&Aも考えているようです。資金力があるので、今後の展開が楽しみですね~♥
さらに、いざとなったらテーマパーク事業から撤退すれば収益力はもっとあがると思います。でも、子供達の夢もあるから撤退出来ないのでしょうね。

(2013年8月16日 加筆)7月20日に、サンリオピューロランドを改装オープンし、2015年3月迄にテーマパークの黒字化を目標としています。



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