加害までは言い過ぎなのかは情報不足で分かりません。
しかし、問題の本質が分かっていないので書いてみました。
国際試合の後、代表選手として過ごしその夜に東京から呼びつけた独身女性らと既婚選手が酒を飲んで不祥事を起こし、刑事告訴されました。
問題がニュースになって、代表選手が反訴した事件です。
ここで、大切なのは裁判の内容や事件の真実性ではありません。
[日本で問題になった理由4点]
1.日本代表試合だったこと、日本代表が宿泊してるホテルだったこと
2.酒を飲んでいたこと
3.被害女性とは半年以上前から事件沙汰になっていたこと、JFAには報告していなかったこと
4.選手が既婚者であったこと
[なぜ大きく取り扱われたかの理由5点]
1.日本サッカー協会(JFA)のメインスポンサーにお酒メーカーが決定した初年度早々の事件だったこと
(このお酒メーカーは、アジアサッカー連盟AFCのスポンサーでもある)
2.日本サッカーは、類まれな「サポーターに女性が多い(40%近くを占める)」国であること
3.日本サッカーの女性サポーターの多さは世界一の比率であること
4.「酒絡みの事件」をスポンサーだけでなく、アルコール中毒やDV、浮気や不倫など暴力を振われて被害を受けた女性には、非常に不評であり著しく企業価値を下げる行為であったこと。女性サポーターのコアサポーターの年齢は30代〜50代でありお酒の不祥事には厳しい判断をされること。
5.代表選手である既婚者が独身女性らとホテルの部屋の室内で飲酒した事実が、少なくとも被害女性らが刑事告訴する前までは事実として争われていなかったこと
お酒の不祥事に、男性側の認識が甘いのだ思います。
また、盗撮疑惑も出ており、初めて会った女性らを動画で撮影していたことにも新たに一般女性から「相手の女性らは許可していたのか」とのSNS投稿が出ています。
被害を撮影するために写真を撮ることと、何目的か知りませんが動画で現場を撮影した映像を流すのは、やはり盗撮疑惑を疑われます。
盗撮かどうか。裁判かどうか。
そういうことではないのです。
なぜ、被害を申し出た女性らと、折り合って話し合いで決着出来なかったのか。
なぜ、初対面で1度しか会っていない女性を当日に動画で撮影してインターネットで証拠として流したのか。
いずれも、真実かどうかよりも気持ち悪い行為です。
お互いに飲んだ場での認識は違っていたかもしれません。
どちらかが虚偽かもしれないし、どちらも真実かもしれません。
しかし、飲酒した時点で「推定無罪」は通りません。
記憶が無い話しが出ているからです。
事件にもなっていない時点では「推定無罪」は適用されません。
事件になったらなったで、よく考えてほしいです。
サッカーのスポンサーは「お酒メーカー」です。
どんなことであっても「お酒のイメージを悪くする行為は許されません」。
女性もお酒を飲むからです。
実際に、今は日本のお酒メーカーよりも韓国のお酒が女性に人気で売り上げも高くなっています。
お酒の売り場面積も、韓国のお酒の面積の方が拡張しています。
また、サッカーの観戦者も減少しており、
・サッカーへの不信感
・規律やルールが守られていない事実
・お酒絡みの不祥事は、女性が嫌う
など、仮に代表選手として出場しても女性はサッカーに興味を益々持たなくなります。
無法地帯になるからです。
お酒を飲んだことは事実です。
しかし、新たにお酒すら飲んでないと動画配信されました。
しかし、その動画が「どう見てもお酒飲んでる」と一般女性から意見が出ています。
もはや泥試合。
名誉の件もありますが、着地しないと私も日本代表のサッカーの試合は見ないかも。
少なくとも、「お酒は飲んだ」と話していた議事の時に「代表から外さないで」と他の代表選手が話していたと報道されています。
日本代表選手は、他にも候補はいるのだから、全員入れ替えても問題はないです。
お酒メーカーがスポンサーにいると知りながら日本代表試合の後に代表選手として宿泊してるホテルで部屋飲みしています。
「(ホテルでの)部屋飲み」
というキーワードがお笑い芸人さんの事件で、非常に女性にとって「不快なキーワード」である以上、野球みたいに楽しめません。
サッカーの試合を楽しめないです。
見るか見ないかは個人の自由ですが、JFAは観客を増やそうと経営努力している最中の出来事でした。
一個人の不祥事では済まされない出来事です。
だから、反響が大きく男性だけでなく女性も反応した経緯です。
従って、スポンサーも看過出来ないしJFAも看過出来ません。
特に今、学生のサッカー部活動における暴行事件が全国で発生し、サッカーが「部活動」という形では限界であることの証明になりつつあります。
サッカー部で、暴行事件や傷害事件、登校拒否にイジメと各種問題になっています。
そういった、日本社会を取り巻く「子ども達とサッカーの練習環境の軋轢」が課題となる中で、今度は「20代のサッカー観戦者とお酒絡み」の課題です。
この被害を受けたと告訴した女性らは、大阪で代表試合を現地でサッカー観戦しています。
試合を東京から来て観てくれていたことも事実です。
サッカーに携わる人として、どうあるべきだったのか。
当日に既婚者が部屋飲みすることが適切だったと、未来のJリーガーである子ども達に説明できるのか。
サッカー人気を、サッカー日本代表としてどこまで自覚していたのか。
甚だ疑問です。
男性が見て、男性だけで話しをまとめるなら、推定無罪で構わないのかもしれません。
しかし、「推定無罪」の意味を知っている私としては、告訴されるまでは「お酒を飲んだこと、部屋飲みしたこと、お酒の種類を混ぜたことなど事実で争っていない報道が出ており、両者共に代理人が複数回も変更している」となっています。
真実を第三者が知ることは難しいと思います。
争いは争いとして当事者にお任せします。
ただ、こういったマイナスの報道が続く限りサッカーを見たい気持ちよりも野球や水泳、卓球やマラソン、バスケ、ラグビーなど他のスポーツを見ようと思います。
相手が悪いと責めるのではなく、程よい着地点を見つけることが日本おける代理人の仕事です。
裁判して盛り上がるのは、SNSだけです。
みんな日常を生きていて、楽しく過ごしたいです。
未来のJリーガーを育ててる親もいます。練習も続きます。
サッカーとはけ離れた「裁判」「お酒」「女性からの告訴」はどれも全てマイナスな言葉です。
正義とは正しさではありません。
お互いの齟齬をほぐして、落とし所を探る行為です。
不法行為などでない限りは、「日本社会」と「企業理念」、「日本における裁判」は、控訴を希望しないし本当は争いたくないのが本心です。
裁判所も「和解を進める」ケースが多いです。
争うことに慣れていません。
とても疲れるのが裁判です。調停もしかり働き方の審判もしかり。
早く和解してくれると良いな思います。
私は被害を告訴した女性側の立場に立ってしまうので、その被害も本当かは分かりません。
でも、東京から大阪までサッカーを観に応援したのだから、あんまり悪く言うのもおかしいと思います。
関係者の皆さんが、着地できるきめの細かい手続きをしてほしいなと思います。
そう願っています。