社員規模140人の会社で、35%の従業員がパワハラ加害者を知っており、8%が直接被害を受けていた問題。

 

どうして、記者会見の社長の隣にいる顧問弁護士に被害を相談できる環境が無かったのか残念に思います。

 

 

 

なぜ、報道機関へ情報を持ち込まないと社内調査しなかったのか、企業体質も非常に残念です。

 

 

 

 

以前もありましたが、パワハラやハラスメント加害者から謝罪したいと言われても、被害者は会いたくないし顔を見ただけで拒絶反応や湿疹が出たりする訳です。

 

被害者が対面での謝罪を望むのか事前に確認してから、加害者には謝罪してほしいなと思います。

 

 

 

自由契約になっただけで、充分謝罪に値すると受け止める被害者もいます。

 

ただ、被害者がメンタルクリニックに通院していたり不眠症や家庭が荒れて離婚していたりするなら、不法行為に基づく損害賠償請求をしないと、モヤモヤは消えません。

 

一律、賠償金は支払うのが筋論かなと思います。

 

球団と共に。

 

 

 

 

球団内で被害を訴えた方が1人も居ないとは思えません。

 

加害者は20代です。

 

スポーツパワハラは、みな知っているはずです。

 

 

 

 

だけど、そのトラブルを解決する40代以上にはハラスメント知識がない人もまだまだいます。

 

ハラスメント研修を企画した経験者の私から見ても、また法学系の私から見ても「企業体質にもかなり問題がある」と判断します。

 

 

 

加害者の彼が自由契約になるような事態になる前に「警告」「注意」「訓告」「懲戒」など、パワハラを止める機会を与えなかったこと、管理者として従業員への安全注意義務は欠いていたと私は思います。

 

 

 

宝塚でもそうですが、「業務委託契約」に対する相手にどこまで企業が法令に関与するかですが、安全な職場では無くなった時点で企業側にも責任は発生すると私は考えます。

 

 

 

被害者の彼らも、加害者をチームから追放したかった訳ではないと思います。

 

だがしかし、逆立ちして下半身の衣服を脱着させる行為は許し難いハラスメントです。

 

被害に遭われた方が、その直後にメンタルクリニックへ行き、医師の診断書が出てこれば刑事罰を問える内容です。

 

 

 

 

一生消えることのない、自尊心への加害行為です。

 

その相手から対面で謝罪受けられる精神状態の方と、まだ治療中の方がいることくらいは知識として対策する管理者側は知っておくべき知識です。

 

刑事罰の罪は重いです。

 

 

 

 

さらに、加害者の彼は職場でくだらない言いががりをつけて1回数万円の金銭要求していたとか。

 

それ一般企業でも懲戒解雇されるケースです。

 

会社の敷地内で、金銭授受は御法度です。

 

 

 

 

「職場」とは働く場であって、恐喝や暴行、傷害を行う場ではないからです。

 

「従業員が安全に安心して働くことの出来ない職場」であり、管理者が「管理義務を怠っている職場」です。

 

 

 

また、自由契約になった彼以外にも、彼の加害行為を止めさせる事なく一緒に笑っていた選手がインターネットで写真公開されています。

 

黙ったまま、加害者の彼1人に責任を負わせることも理不尽に思います。

 

ばら撒かれているので、どんどん皆んなが見つけて来て拡散されてます。

 

 

 

 

スポーツにおけるパワハラ、セクハラ、モラハラは御法度です。

 

周りの選手も指導者も「加害行為を止めさせる努力」が必要です。

 

すぐその場で「それはパワハラですよ。」と言ってあげましょう。

 

 

 

企業にしてみれば、社員という財産を2人失うことになります。

 

どちらかは加害者で解雇か転勤、被害者はメンタルを患って休職。

 

職場から2人居なくなります。

 

 

 

 

パワハラ加害者が、複数人に加害していた場合にはもっと休職者が増えたり、ケガをする選手が増えたりします。目の前のことに集中出来ないからです。

 

 

 

「イジメ」という言葉は、18歳未満の子どもに使われる言葉です。

 

成人したら容赦なく「傷害罪」「暴行罪」「脅迫罪」「公然わいせつ罪」などで罪に問われます。

 

加害行為を動画撮影したら「盗撮罪」「名誉毀損」、本人の人権を無視した悪口などを書き込めば「侮辱罪」など、刑事罰に問われて前科か前歴が付きます。

 

 

 

 

日本が未熟なんだと思います。

 

あまりに「人権に対する理解度が低い」「他者に関心が無いわりに、自分事となると大騒ぎする」など中二病みたいになっています。

 

 

 

 

せっかくプロになったのに、とても残念です。

 

被害者が今日まで我慢し続けて来たかと思うと、長く辛い日々だったかと思います。

 

企業体質が嫌で移籍した選手もいたのかもしれません。

 

 

 

 

禊ぎを行なって、選手それぞれ前に進んでほしいです。

 

禊ぎの面においては、罪を償うのか。

 

被害者が訴えないなら示談金を支払って精算するかです。

 

 

 

 

何もなく、ただ謝罪して終わりにはならないと思います。

 

なぜなら、パワハラ被害内容は報道機関へ持ち込まれたからです。

 

企業内で対策せず、放置した責任はある意味では加害者の20代の選手もまた被害者です。

 

 

 

最優先されるのは、実際の被害に遭った選手たちです。

 

疑惑報道では、過去2021年2月のキャンプ、約3年前弱からパワハラはあったようです。

 

当時の被害者である選手は退団しているとか。当時もあって、今年もパワハラ写真がアップされてて。

 

 

 

 

写真見たけど、多分エンゼルスの大谷選手にはしない加害行為だから、パワハラなんだと思います。

 

相手を見て、格下と判断したら暴力行為をするのがパワハラです。

 

格下とは、年齢ではなく「自らが上の立場(本人がそう思い込んでいる。単なる役割に過ぎないポジションを勘違いする。)」であったり「メジャーリーガー(格上のポジションにいる人)にはしないだろうな的な」分かりやすいハラスメントです。

 

 

 

 

プロとしての成績は申し分ない訳です。

 

野球界としても、再発防止してほしいなと思います。

 

14年振りのWBC優勝の浮かれた楽しい気持ちを忘れそうになります。

 

 

 

野球だけは、パワハラの少ない見える化された業界でいてほしいです。

 

他のスポーツのお手本となるようなスポーツ環境でいてくれることを希望します。