義母86歳、
末期腎不全と心不全をかかえて、ホスピスに入所してもうすぐ20日になる。
ちょこちょこものを頼まれるので、
2日から4日くらいのペースでのぞきにいっているが、
顔色もよく、元気そうに見える。
往診でも特に問題になることもなく、
施設に慣れてきたせいか、逆に調子がいいくらいだ。
食欲もしっかりあるようだし・・・
さっそく、
『新潟のおかき2
塩おかき2』
と紙にかいて、おかき4袋をたのまれた。
数日後、
おかきを持っていったら、
『青いしまのパーカーの上着もってきて』
と頼まれた。
(これは、義妹がすでに持ってきていたため、
家に帰って探してもあるはずがなく、
施設のタンスの中だった。)
次に、
『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』
の本の追加を頼まれた。
(この番組は好きなようで、20冊ほどの料理本をすべて所持している。)
ホスピスには、数冊もってやってきたが、
その本を開きつつ、
食べたいものの名前を付箋に書いてページの上に貼り付けていた。
すぐに付箋をはる付箋好きではあるが、
一冊におびたたしい数の付箋がついていた。
パラパラとめくって好きな食べ物に納得できるのは、
一緒に暮らした年月が物語ってるな・・・
と思う。
新聞がなく、
テレビ欄のチェックが出来ないからよけい熱心にやっているのか?
と思って追加の本と一緒に『テレビガイド』も持っていく。
首元が寒いらしく、
「たんすの一番上にある1.2.3.4とかいてあるマフラー持ってきてくれるか。」
と頼まれたので、
「マフラー? スカーフじゃなくて? もう暖かくなってくるのに?」
と聞くと、
「春用のマフラーや。」
って、かえってきた。
すごい記憶力!?
たしかに言われた場所にそのマフラーはあったが、
パジャマでこんなの巻くの?
って思える、まさにマフラーだった。
同じところにはいっていたスカーフと、
私が所持していた前ボタンのネックウォーマーを持っていったら、
結局、それを使っていた。
トイレの介助も、食事も、着替えも、傷の処置も何もしなくてよくなったから、
顔を見に行っても話題もないし、
頼まれごとでもない限り、
足が遠のきそうなところだが、
ちょこちょこ頼まれるので、
2~4日の間には行くことになっている。
義母に何もたのまれなかったと思ったら、
食事を出してくださるヘルパーさんから、
『ここの水筒を貸しているから、何か水筒があればお願いします』
とのこと。
2、3日に1回は行くことになっているみたいだ。
2、3日に1回行ったとしても、
格段に楽。
穏やかにいてくれたら、言うことない。
ここのホスピスに入れたこと、感謝だ。