【映】ディア・ドクター | ミッチャム☆キングダム

【映】ディア・ドクター

前回とは違い、今回は ちゃんと「ディア・ドクター」の感想をw

さかのぼること 7/17 のことですが、梅田ガーデンシネマにて鑑賞。

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$ミッチャム☆キングダム
ディア・ドクター
(公式サイト→ http://deardoctor.jp/

解説: 『蛇イチゴ』『ゆれる』の西川美和監督が、へき地医療や高齢化など現代の世相に鋭く切り込む人間ドラマ。本作で映画初主演を務める笑福亭鶴瓶が無医村に赴任した医師を演じ、その医師の失踪(しっそう)をきっかけに浮かび上がる彼の人物像を軸にした心理劇が展開される。『アヒルと鴨のコインロッカー』の瑛太のほか、八千草薫、余貴美子など、若手やベテランともに実力のあるキャストが集結。人間の複雑な内面をえぐり出すことに定評のある西川監督のオリジナル脚本に期待したい。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 村でただ一人の医師、伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪(しっそう)する。村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。事件前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子(八千草薫)を診療していた。かづ子は次第に伊野に心を開き始めていたが、そんな折に例の失踪(しっそう)事件が起き……。(シネマトゥデイ)


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これは・・・書いてよいのかどうか。
この映画を語る以上、どうしても避けられない重要事項がありまして。

事前情報ナシに観るのが好きな方は、以下の文章は読まずに別の日記をご覧ください。

★以下、ネタバレ事項含む★

































■ 伊野医師の正体
これはこの作品のキモであります。

伊野医師(笑福亭鶴瓶)=無免許医・・・というかニセ医者。

「免許を剥奪された」とかではなく、始めから医者ではなかった。
元々はペースメーカーの営業さんだったので、病院に出入りするうちに医療知識を
身に付けたそうです。
小さな村なので、大きな病気や手術がなかったことも幸いしたみたい。


補助がでることもあって、年収は二千万。
確かに給料はいいものの、「年寄りが順番に死んで行くのを看取る仕事」とも
揶揄される 現場で三年半。
1,700人の村に医者が一人だけで、彼の前任だった医者が亡くなるまでの数年間は
無医村だったこともあり、神様や仏様よりも崇められている。


しかし、村の人々が彼を信頼しているのは医療技術ではなく、彼の人柄であろう。
病院に来ない(来られない)お年寄りの家を回ったり、地道な活動の甲斐もあってのこと。


劇中、伊野を尊敬し、春から本格的に働きたいと申し出る研修医(瑛太)に
「俺・・・医者の資格ないねん」と漏らす。
「何 言ってるんですか!それならウチの親父なんて病院の経営のことばっかりで
 それこそ医者の資格なんてないですよ!」


「違うねん・・・俺は居たくてここに居るんちゃうねん」


伊野が失踪したあと、捜査に来た刑事(松重豊)が、このやりとりがあったことを聞いて驚く。

「ちょ、ちょっと! なんでそんな大事なことを流しちゃうの!
 伊野がアナタたちを騙していたんじゃなくて、
 村のみんなが伊野を祀りあげてたんじゃないの!?

「もし伊野が見つかっても・・・・埋められるのは私たちのほうじゃないですかね」




無免許での医療行為は、紛れもなく犯罪。
しかし・・・・誰が悪い?

この映画のキャッチコピーにもありますが、「その嘘は罪ですか。


一応、オチはありますが・・・別にあれはなくても良かったかなぁ。

ちなみに、この映画を観ていて「ブラックジャック」の古和 井可仁(こわ・いかに)先生を
思い出しました。(第100話 「古和医院」)

田舎のバスに乗り合わせたパセドー氏病の女の子を手術するという話ですが、
無医村で開業医をやっていて、村人の尊敬を受けている老医師・古和先生だが、
実は医師免許を持っていない無免許医・・・って所が同じ。
ラストは、古和先生が医師免許取得に向けて、大学でイチから勉強をしなおす・・・って話。

この映画も、そんなオチかなぁ・・・って思ってましたが、それは違いました(笑)


静かで地味な映画でしたが、鶴瓶を始め、他の演者さんたちも いい味を出していて、
良い映画だったと思います。


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