前回のガイド終了後、
ふっと気づきました。
「次ガイドする人いいひんやん。。」
そんな時、閃きました。
「いないなら、町中にいる人に話しかけて
無理矢理ガイドしたらいいやん♪」
ってことで、またまたAさんを誘って、
清水寺付近で外国人の「出待ち」をしました。
ちなみにこのAさんというのが、
遊びの天才というか、物事を楽しい方向に持っていく天才。
なんと当日、「Free English guide」というボードと
その裏には地図まで貼り付けて持ってきてくれました。
僕は全くセンスが無いので絶対作れないシロモノです。
こうやって誰かに協力してもらうことって
めちゃくちゃ大事だと思っています。
やっぱり自分一人で出来ることは限られていますし、
何より幅も狭まってします。
自分と違う感性や能力を持っている人と関われるって
すごく素敵だな-って思いませんか?
ちなみにこのボードは
今でも大切に使わせて頂いています。
僕たちはゲリラガイドと呼んでいるのですが、
毎回聞かれることがあります。
「外国人って、そんな簡単に捕まるん?」
コレにはからくりというか
僕の特徴が表れています。
自分で言うのもなんですが、
僕は女の子をナンパしたことありません。
(あっ、正確には罰ゲームで1回あります)
要するにシャイなので、自分から積極的に声掛けるのが苦手。
なんですが、そういうことが出来る人への憧れはあります。
よく英語を話すと人格が変わる人がいるといいますが
僕もその一人だと思います。
なんか英語で外国人相手だと
「イケそうな気がするー」
ってやつです。
今まで誰も捕まえられなかったことは1度もありません。
まあきっと「愛想よく誰にでも話しかけられる自分」を
英語という言語を使って創り出しているのだと思います。
初ナンパは、メキシコ人2組男性でした。
実は話しかけた当初は
やはり怪しかったのか、いらないっと断られていました。
「清水寺のライトアップの時間分かる?」
結局彼らから再度話しかけられました。
18時からで、その時16時でした。
「まだ2時間あるし、どっかでお茶しようや」
英語を話すと無敵になる僕は気軽にそう提案しました。
その後色々な所を回り、
帰り際に言われたことが印象的でした。
「実は僕らは東京から京都に来た。
東京にいた時、『花見』をしている日本人を羨ましく見ていた。
(海外では日本のように外でお酒を飲んで
どんちゃん騒ぎ出来るところがないのです。
というか禁止されています。)
京都で君たちに会えて、円山公園で花見ができた。
日本で1番の想い出になったよ。
ありがとう」
とあるガイド仲間が言いました。
「ガイドをするとスーパーマンになれるよ」
僕は最初この言葉の意味が全然わかりませんでした。
でもこの花見の話を聞いた時、
わかったのです。
だって、日本人にとって花見をすること、
花見に交じること
これって全然難しくありません。
でも外国人にとっては凄いことなのです。
そして彼らが1番の想い出って言ってくれたのも、
旅行者の楽しみの1つが
「その土地でしか出来ない経験をすること」
だからではないでしょうか?
僕も海外に住んでいた時、
やっぱりその国伝統の〇〇って
すごく惹かれました。
ガイドするモチベーション、
最初は英語力のキープだったり、
向上なのかなって思っていました。
でも実際にやっていて、
ちょっとクサくなってしまいますが、
「感謝されること」
だと最近は思います。
ガイドで感謝された数 >>>> サラリーマン人生で感謝された数
(7ヶ月) (5年以上)
そしてもう一つ大きな報酬があります。
「世界中にガイド友達ができること」
です。
ガイドの後にいつも言われることがあります。
「必ず私たちの国にも来て下さい。
今度はこちらがガイドします」
そうやってガイドの輪を広げていくことが出来れば
人生めっちゃ楽しくなるはず!
そう思いながら活動を続けております。