今さらになっちゃいますが、
なかやんこと仲谷明香著『非選抜アイドル』を読みました。
率直に言うととても読みやすい本。
2時間程度で読み終わりました。
ぶんぶんぶんさんのブログにもありましたが、
岩崎夏海さんが監修をしているということもあり、
もしドラと書き方が似ていると感じる部分もありました。
私はこう思った。
なぜならこうだからだ。
だから私はこれこれを試みた。
その結果こんな結果がもたらされた。
というような、明快かつ丁寧な
読者を前のめりにさせる言い回しが
もしドラのそれと酷似してるんですよね。
AKB48新聞によると、こじはるにもゴーストライターを
疑われてたみたいですが、
半年間、それも1日10時間も机に向かうこともあったという、
その労力に免じて信じてあげたいですね。
というか、自分で書いたといちいち強調しなければならない
なかやんがちょっと不憫。。。
この本を読む前の彼女への印象は一言で『人畜無害』。
声優、アニメと言ったジャンルへの傾倒以外では、
特に印象に残っていませんでした。
この本を読んでその印象が大きく変わるということはありませんが、
一番の発見は、彼女の考え方が
自分と似ていると感じたことでした。
引っ込み思案でめんどくさがり。
この何度も出てくる彼女の自己分析は、
AKB48が、いかに普通の人間であっても、
立つことが許される場所だということを裏付けていて、
似ている自分は勇気づけられます。
もちろん「自分に課せられた責任さえ果たしていれば」
という注意書きがつきますけどね。
1万数千人の中から選ばれた人間でありながら、
そこに才能が入り込んだ余地など、
1ミリたりともなかったんではないかと
思わせる説得力がありました。
たとえばみぃちゃんのことは、
なるべくしてアイドルになったと思いますし、
努力はもちろん才能にも恵まれていると感じます。
しかし一般人となかやんの違いは、
逆境があったかなかったかだけと言っても、
疑いの余地はないんではないかな。
この本は選抜メンバーに対するひがみを書いたものでも、
選抜になるための鼻息荒い想いを書いたものでもありません。
非選抜としての生き方を通して、
全ての非選抜メンバーや日の当たらない人達に、
『ウサギとカメ』のカメのような生き方でも
大丈夫なんですと言っている、非常に温かい本です。
アイドルなのに人気を得ることに
囚われなくてもいいという考え方が
革新的で面白いですね。
今回はあまりにもみぃちゃんに関係しない内容になっちゃいましたね。
さーせん。
じゃあ恒例のザッツ(雑)峯岸化。
せ~の。PON!