化石燃料の議論
「石油はもうすぐ枯渇してしまう。」という意見に対して、
「地球の石油埋蔵量はまだまだあって、すぐに枯渇なんかしない。」と
いかにも”枯渇論者”を馬鹿にしたように語る人がいる。
残念ながらこういう人たちは、議論のポイントを誤っていることに気付いていない。
地球上の石油残存量があと数年しか持たないとしても、
逆にあと何百年先まで持つとしても、
実はそんなのどっちだって良い。
(まぁ数年しか持たないとなると、大混乱になるけれど)
それより重要なのは、「化石燃料は作れない」ということ。
作れないものはいつか無くなる。
いつか無くなると分かっているなら、量の多い少ないに関係なく、
再利用可能な燃料に目を向けるべき。
だから「すぐに枯渇なんかしない!」と偉そうに言っている人が、
滑稽に見えて仕方がない。