がんばらない | ホントは友達がほしいだけなんです

がんばらない

鎌田 實
がんばらない

著者の鎌田實さんは、長野県茅野市にある諏訪中央病院で名誉院長をしている。


僕は小学校4年から中学校3年まで諏訪と茅野の境に住んでいたのに、


病院の存在も鎌田さんの存在も知らぬまま生きてきた。


鎌田さんの事を知ったのは、つい最近。


カンブリア宮殿(テレビ東京)とスタジオパーク(NHK)に出演していた鎌田さんを拝見し、


この人の書いた本を読んでみたくなった。



この『がんばらない』という本は、


鎌田さんのスタンスが確立された、そのきっかけとなったエピソードをいくつも紹介している。


中には自分と相容れない考えも出てくるのだけれど、


やっぱり鎌田さんに尊敬の念を抱かずにはいられない。



本を読んでいて、涙が止まらなかった。


当然医者・病院の話だから死のエピソードが多いのだけれど、


『死』に対しての悲しみの涙ではなくて、


『生』に対しての感動の涙が溢れてきた。



今、医療の現場が抱える問題は山ほどあって、


日本の医療はどうなってしまうのだろう。という不安ばかりが広がっている中で、


諏訪中央病院のような病院、鎌田さんのような医者が存在する事に、


僕は確かな希望を感じた。