温暖化の世界経済への影響を試算
今日(12月4日付)の日経新聞に、地球温暖化の世界経済への影響を試算したニコラス・スターン博士の
インタビューが掲載されました。
博士は、「温暖化ガス排出削減の努力をしないと世界の平均気温は2035年には現在より2度以上上昇」し、
「経済損失は世界のGDPの5~20%に達」すると試算しています。
GDPは、その国の経済状況を測る物差しとして使われていますが、残念ながら『環境汚染』分のコストを
まったく考えていない物差しです。
ですから、GDP成長率が順調そうに見えていても、実はマイナス成長への道を歩んでいた。
なんていう落とし穴に嵌ってもおかしくありません。
博士は、今世界のGDPの1%程度を投資すれば、30年後の20%の損失を回避できるとしています。
そのための鍵は、『排出権取引』と『市民の理解』。
日本は ―あくまで比較的に見れば― 『市民の理解』は高いと思いますが、まだ『排出権取引』は
普及していません。
今後日本が、排出権取引をどう取り入れていくか注目ですね。