31日に連続映画放送をBSでしていたので、録画をしてちょっとずつ見ている。
今日はリターン・トゥ・アースという映画を見た。
2015年に公開されてもうTVで放送できるってなぜなのだろう。
SFもので宇宙系はすごく好きなジャンルだけど公開されていたのも知らなかった。
あらすじは水が貴重になっている未来の地球で、木星の衛星エウロパにあると思われる水源を求め、そこに行くために必要な1000日間という飛行期間を飛行可能か検証するために、本飛行の前に地球の軌道上の宇宙ステーションで4人の宇宙飛行士が同じ時間滞在するのだけれども、ミッションが終了する100日ほど前になったところで地球で核戦争が起こりその理由や宇宙に残された人間達のドラマといった感じ。
おもしろかった。。!
先がどうなるのかあまり予想がつかないのと、展開が色々あって最後まで面白く見れた映画だった。
最初から順に思ったこと。
最初TVのニュース風のシーンがあるのだけれどそこから何だかハリウッド映画とは何か違う違和感を感じた。この映画はカナダ製作らしい。だからハリウッド大作のお金をかけまくったSFを見慣れていると、色々な部分で安っぽいドラマのような違和感を感じる映像部分がけっこうある。
ニュース映像なんて普通にとっていれば現実と違う感なんかでない気がするのだけれども、そこからなんだか違う。ニュースの紹介写真がなんか綺麗すぎて合成感がしてなんか違う。
大統領的な女の人の記者会見シーンもライトのあたり方が安っぽいような。
ハリウッドだったら光バシャバシャして、カメラマン達のワンカットがぱっと入りそうだけど、ひたすら正面のシーンのみ。ここから何かお金抑えてるのかなとか思ったり。
宇宙船の中のデザインも何か金属質が少ないようなんかあまり本物っぽく感じないけど、お金をかけてない映画なら結構頑張っているかなと思う。
皆がご飯食べたりする場所が何か普通のアパートの一室っぽくてリアルに感じないのだけど、船外に出る部分の通路っぽい場所の白っぽいデザインなどはまあまあ好き。
物語は最初の方から4人の男女のうち2人が恋愛禁止の船内でラブラブムードを出してしまって船内がしらけた空気に。ここもハリウッド女優と俳優だったらなんとなく華のある美男美女がでてきそうなのだけど、けっこう普通の人達に見えるのでなんか見ていて普通に気持はよくない。社内の同僚の不倫を見て見ぬふりしている気持で鑑賞する。
実際1000日一緒にいたら、こういうのありそうだけれど今まで見た宇宙飛行士にはいないタイプのキャラクターだ。
ジャスティンという男性が日系っぽく見えるけどどうなのだろう。
所々にはさまる機内からみた地球の映像などはとても綺麗だった。
こういうのが見たくて宇宙映画を見ている。
いきなりほとんど日数をすごして終わる間近から始まったのにはびっくりした。
同じ宇宙に取り残される系のSF小説の「火星の人」を読んでいたので、似たようなというかパクり映画なのかなと思っていた。
題名からの予想では1000日間に起きる問題のあれこれを解決して、地球になんとか戻るという「火星の人」と「ゼログラビティ」を足して割ったような物語だと思って見ていたのだ。
思ったよりも予算の関係もあるのか派手なアクションなどはなく、4人の人物背景やお互いの心理描写に焦点をあてている。
まず地球のニュースでエウロパに淡水があることが発表される。
ここで大統領からの演説ニュースで喜ばしいこととなるのだけれど、なんか水の為に3年もかかる場所に行くという理由がなんか不思議な気分に。
水なんて重いもの宇宙船で持って帰れないし、移住する予定なのだろうか??
それよりもそこまでする技術が有るなら、海水はあるのだからそこから飲み水にする技術を発達させた方が良いのではとか。てかそういう技術もうあるはずだし。
何か他に納得のいく理由がもっと欲しい気がする。
その後テロ攻撃&核戦争が勃発。
ここらへんから何か面白い展開に。
でもこれってまた漫画を思い出してしまった。
「ぼくの地球を守って」と同じ展開だなあと思って、改めて日本の漫画は面白いなあと思ったり。
その後も「ぼくたま」ではクルー達が泣きわめいて、とりみだすのだけどこの映画の登場人物は違った。
一見おのおの冷静にすごす。
さすが精神も選び抜かれた宇宙飛行士だと思いきや、いきなりリーダーが狂って唐突に一人で脱出船で地球に帰ろうとするぶっとびの展開に。
予兆もなかったので、いきなりの出来事に何が何だかわからない。
理由もなんかはっきりしないけど、思ったよりその後のリーダーも普通に冷静に話し合ったりしている。うーん。何かリアルなような、唐突な展開のような。でも面白い。
そして、一人がまたいきなり船外に出て自殺を図る展開。
すべての行動がいきなりその時の画面に変わるから、理由もわからないし予想もつかない展開になっている。
漫画とかならちょっと狂ったりする予兆や心理描写が事前に入るのに、ほぼないままだからすごくいきなりな感じでまたそれが予想外で面白く感じる。
次にまたいきなり船外から放射能におかされたロシア人が入船してくる。
ほとんど余命はないけれど、残された食料を食べきる前には生きていそうであり、ロシア人が乗っていた船ユソーズに乗って地球に帰れそうだけれども、3人乗りである。
なので男性二人はロシア人をどうにかだまして置いて行こうとするけど、女性乗組員はそれをゆるさない。そのうちそれに気づいたロシア人がナイフで女性乗組員をおどして一人脱出船に乗ろうとする。
ここの展開もびっくり。
すごく考えさせられる。
一人は普通にミッションが終わっていたら罰せられそうな、恋愛禁止の規律をやぶっている。
一人は狂って脱出船を起動させて全員の岐路を無くした張本人。
一人は地球に帰っても多分余命の無い病人。
しかしロシア人は余命が無いこともわかっていて、気を使わないで良いとまで言っていたのになぜ急に暴れだしたのだろう。
普通に宇宙飛行士になるくらいの選ばれた人なら、自分が余命が無いことも分かっていたら未来のある人にゆずりそうな気がするのだけど。
その後のびっくり展開の宇宙人発見による国同士のいがみあいによる対立感情からなら、なんでこの船に救いを求めたのか分からないし、おいてかれる事による怒りからなのかよくわからない。
でも最初に自分を置いていくように名乗りをあげたのは元リーダーで、これには納得。
まあ、元はと言えばこの人が現状を最悪にした原因だしと思いきや、なぜかもう一人のなんでもない男性乗組員が残ることに。
これも何でそれで結局決まってしまうのか、何かスッキリしない。
普通の人ではあるけれど、例えば地球に戻っても元リーダーは船で逃げようとした罪に問われて生きづらいだろうし、そもそもロシア人は長生きしない。
自分で言いだしたとはいえ、何で特に何もしてない普通ってだけの人が残らなきゃならないのか。。
ここに世の中の理不尽を少し感じてしまう。。
多分ハリウッド大作ならトムハンクスみたいなリーダーがいて、自らリーダーだから頑に残ると言ってわかりやすいヒーローを作ってくれそうなのに、何か人選が中途半端な気がして後味が悪い。
父からの手紙を読んで急に言いだしたのも、何でなのだろう。。
国語が苦手だったから、空白の展開を読むのが苦手ですべての人物の行動理由がさっぱりわからない。
そして話が前後するけど、一番のびっくり展開がエウロパに宇宙人がいた説による核戦争。
いや、ここで宇宙人出さない方がよっぽど名作になったと思うのに、宇宙人出しちゃって低予算の惜しい映画からB級映画に急転落してしまった。
話がとっぴょうしもないし、広げすぎて収集がつかなくなってしまっている。
これは2時間弱の映画ではなくて実はここから始まる長編ドラマなのではと思ってしまう。
そしてなぜ宇宙人がいないという事の情報操作が原因で核戦争になるのかがこれもなんかよくわからない。
普通に宇宙人出さないで、ただの核戦争で良かったと思う。そして漫画のぼくたまはそうだった。
そして帰って行く船の中のシーンでエンドロール。
!!ええ!
ここでおわり!?
すごい途中っぽいのだけど、TVだからカットされてるのかしら。
帰っても誰も幸せにならない展開。
うーん。
そういえば、ソユーズで帰還するのは不可能ってコンピューターが出してたけどあれは何だったのだろう。4人ではってことでいいのよね?
最後に残った男性乗組員が地球をバックにピアノを弾くシーンがはさまれるのだけど、この映像のはさみ方とか地球をバックにピアノってのが漫画とかだとよくある情緒的で気にならない画面だけど、映画でリアル画像でやられるとまたここで臭すぎるというか、中二っぽいっていうのか何かビジュアルバンドのプロモーションぽくなってしまって見てられなくなってしまった。
総括
とにかく話がよくもわるくも急展開だから読めなくて、飽きずに最後まで見る事ができた。
最後もこれからってなりそうなところで終わるから最後の最後まで結末はどうなるんだろうって思いながら見てられて面白い。
でも逆に言うと、人物の行動理由の説明不足の為、唐突な展開で終わりが途中っぽい映画。
うーん。面白かったけど、感動はしなかった。
でもやっぱり宇宙ものって好きだなって思った。
リターン・トゥ・アース 宇宙に囚われた1027日 [DVD]/アルバトロス
¥5,184
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今日はリターン・トゥ・アースという映画を見た。
2015年に公開されてもうTVで放送できるってなぜなのだろう。
SFもので宇宙系はすごく好きなジャンルだけど公開されていたのも知らなかった。
あらすじは水が貴重になっている未来の地球で、木星の衛星エウロパにあると思われる水源を求め、そこに行くために必要な1000日間という飛行期間を飛行可能か検証するために、本飛行の前に地球の軌道上の宇宙ステーションで4人の宇宙飛行士が同じ時間滞在するのだけれども、ミッションが終了する100日ほど前になったところで地球で核戦争が起こりその理由や宇宙に残された人間達のドラマといった感じ。
おもしろかった。。!
先がどうなるのかあまり予想がつかないのと、展開が色々あって最後まで面白く見れた映画だった。
最初から順に思ったこと。
最初TVのニュース風のシーンがあるのだけれどそこから何だかハリウッド映画とは何か違う違和感を感じた。この映画はカナダ製作らしい。だからハリウッド大作のお金をかけまくったSFを見慣れていると、色々な部分で安っぽいドラマのような違和感を感じる映像部分がけっこうある。
ニュース映像なんて普通にとっていれば現実と違う感なんかでない気がするのだけれども、そこからなんだか違う。ニュースの紹介写真がなんか綺麗すぎて合成感がしてなんか違う。
大統領的な女の人の記者会見シーンもライトのあたり方が安っぽいような。
ハリウッドだったら光バシャバシャして、カメラマン達のワンカットがぱっと入りそうだけど、ひたすら正面のシーンのみ。ここから何かお金抑えてるのかなとか思ったり。
宇宙船の中のデザインも何か金属質が少ないようなんかあまり本物っぽく感じないけど、お金をかけてない映画なら結構頑張っているかなと思う。
皆がご飯食べたりする場所が何か普通のアパートの一室っぽくてリアルに感じないのだけど、船外に出る部分の通路っぽい場所の白っぽいデザインなどはまあまあ好き。
物語は最初の方から4人の男女のうち2人が恋愛禁止の船内でラブラブムードを出してしまって船内がしらけた空気に。ここもハリウッド女優と俳優だったらなんとなく華のある美男美女がでてきそうなのだけど、けっこう普通の人達に見えるのでなんか見ていて普通に気持はよくない。社内の同僚の不倫を見て見ぬふりしている気持で鑑賞する。
実際1000日一緒にいたら、こういうのありそうだけれど今まで見た宇宙飛行士にはいないタイプのキャラクターだ。
ジャスティンという男性が日系っぽく見えるけどどうなのだろう。
所々にはさまる機内からみた地球の映像などはとても綺麗だった。
こういうのが見たくて宇宙映画を見ている。
いきなりほとんど日数をすごして終わる間近から始まったのにはびっくりした。
同じ宇宙に取り残される系のSF小説の「火星の人」を読んでいたので、似たようなというかパクり映画なのかなと思っていた。
題名からの予想では1000日間に起きる問題のあれこれを解決して、地球になんとか戻るという「火星の人」と「ゼログラビティ」を足して割ったような物語だと思って見ていたのだ。
思ったよりも予算の関係もあるのか派手なアクションなどはなく、4人の人物背景やお互いの心理描写に焦点をあてている。
まず地球のニュースでエウロパに淡水があることが発表される。
ここで大統領からの演説ニュースで喜ばしいこととなるのだけれど、なんか水の為に3年もかかる場所に行くという理由がなんか不思議な気分に。
水なんて重いもの宇宙船で持って帰れないし、移住する予定なのだろうか??
それよりもそこまでする技術が有るなら、海水はあるのだからそこから飲み水にする技術を発達させた方が良いのではとか。てかそういう技術もうあるはずだし。
何か他に納得のいく理由がもっと欲しい気がする。
その後テロ攻撃&核戦争が勃発。
ここらへんから何か面白い展開に。
でもこれってまた漫画を思い出してしまった。
「ぼくの地球を守って」と同じ展開だなあと思って、改めて日本の漫画は面白いなあと思ったり。
その後も「ぼくたま」ではクルー達が泣きわめいて、とりみだすのだけどこの映画の登場人物は違った。
一見おのおの冷静にすごす。
さすが精神も選び抜かれた宇宙飛行士だと思いきや、いきなりリーダーが狂って唐突に一人で脱出船で地球に帰ろうとするぶっとびの展開に。
予兆もなかったので、いきなりの出来事に何が何だかわからない。
理由もなんかはっきりしないけど、思ったよりその後のリーダーも普通に冷静に話し合ったりしている。うーん。何かリアルなような、唐突な展開のような。でも面白い。
そして、一人がまたいきなり船外に出て自殺を図る展開。
すべての行動がいきなりその時の画面に変わるから、理由もわからないし予想もつかない展開になっている。
漫画とかならちょっと狂ったりする予兆や心理描写が事前に入るのに、ほぼないままだからすごくいきなりな感じでまたそれが予想外で面白く感じる。
次にまたいきなり船外から放射能におかされたロシア人が入船してくる。
ほとんど余命はないけれど、残された食料を食べきる前には生きていそうであり、ロシア人が乗っていた船ユソーズに乗って地球に帰れそうだけれども、3人乗りである。
なので男性二人はロシア人をどうにかだまして置いて行こうとするけど、女性乗組員はそれをゆるさない。そのうちそれに気づいたロシア人がナイフで女性乗組員をおどして一人脱出船に乗ろうとする。
ここの展開もびっくり。
すごく考えさせられる。
一人は普通にミッションが終わっていたら罰せられそうな、恋愛禁止の規律をやぶっている。
一人は狂って脱出船を起動させて全員の岐路を無くした張本人。
一人は地球に帰っても多分余命の無い病人。
しかしロシア人は余命が無いこともわかっていて、気を使わないで良いとまで言っていたのになぜ急に暴れだしたのだろう。
普通に宇宙飛行士になるくらいの選ばれた人なら、自分が余命が無いことも分かっていたら未来のある人にゆずりそうな気がするのだけど。
その後のびっくり展開の宇宙人発見による国同士のいがみあいによる対立感情からなら、なんでこの船に救いを求めたのか分からないし、おいてかれる事による怒りからなのかよくわからない。
でも最初に自分を置いていくように名乗りをあげたのは元リーダーで、これには納得。
まあ、元はと言えばこの人が現状を最悪にした原因だしと思いきや、なぜかもう一人のなんでもない男性乗組員が残ることに。
これも何でそれで結局決まってしまうのか、何かスッキリしない。
普通の人ではあるけれど、例えば地球に戻っても元リーダーは船で逃げようとした罪に問われて生きづらいだろうし、そもそもロシア人は長生きしない。
自分で言いだしたとはいえ、何で特に何もしてない普通ってだけの人が残らなきゃならないのか。。
ここに世の中の理不尽を少し感じてしまう。。
多分ハリウッド大作ならトムハンクスみたいなリーダーがいて、自らリーダーだから頑に残ると言ってわかりやすいヒーローを作ってくれそうなのに、何か人選が中途半端な気がして後味が悪い。
父からの手紙を読んで急に言いだしたのも、何でなのだろう。。
国語が苦手だったから、空白の展開を読むのが苦手ですべての人物の行動理由がさっぱりわからない。
そして話が前後するけど、一番のびっくり展開がエウロパに宇宙人がいた説による核戦争。
いや、ここで宇宙人出さない方がよっぽど名作になったと思うのに、宇宙人出しちゃって低予算の惜しい映画からB級映画に急転落してしまった。
話がとっぴょうしもないし、広げすぎて収集がつかなくなってしまっている。
これは2時間弱の映画ではなくて実はここから始まる長編ドラマなのではと思ってしまう。
そしてなぜ宇宙人がいないという事の情報操作が原因で核戦争になるのかがこれもなんかよくわからない。
普通に宇宙人出さないで、ただの核戦争で良かったと思う。そして漫画のぼくたまはそうだった。
そして帰って行く船の中のシーンでエンドロール。
!!ええ!
ここでおわり!?
すごい途中っぽいのだけど、TVだからカットされてるのかしら。
帰っても誰も幸せにならない展開。
うーん。
そういえば、ソユーズで帰還するのは不可能ってコンピューターが出してたけどあれは何だったのだろう。4人ではってことでいいのよね?
最後に残った男性乗組員が地球をバックにピアノを弾くシーンがはさまれるのだけど、この映像のはさみ方とか地球をバックにピアノってのが漫画とかだとよくある情緒的で気にならない画面だけど、映画でリアル画像でやられるとまたここで臭すぎるというか、中二っぽいっていうのか何かビジュアルバンドのプロモーションぽくなってしまって見てられなくなってしまった。
総括
とにかく話がよくもわるくも急展開だから読めなくて、飽きずに最後まで見る事ができた。
最後もこれからってなりそうなところで終わるから最後の最後まで結末はどうなるんだろうって思いながら見てられて面白い。
でも逆に言うと、人物の行動理由の説明不足の為、唐突な展開で終わりが途中っぽい映画。
うーん。面白かったけど、感動はしなかった。
でもやっぱり宇宙ものって好きだなって思った。
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