最高のお花見日和な週末でしたね
我が家は末っ子のために動物園にお出かけしました
末っ子のためという名目ですが、まだまだ我が子は中学一年生でも動物園大好きです
電車で行って、途中でデパートのお弁当購入🍱
長女がキンパが大好きなので、気になっていた韓国料理のお弁当屋さんを教えてあげました
下の子はパンがいいというので、デパートのパン屋さんへ。
久しぶりにデパートのパン屋に行ったら、すごいお値段にびっくり
以前のケーキかと思うようなお値段。
今やケーキはもっとお高いですが
物価高、結構ですが、所得もあげて〜
薬価改定の季節です。
先日夫が卸さんからの新しい納入価が書かれたリストを見て、頭を抱えていました。
横から覗いてみると・・・・
私「えっと・・・私が数字の理解ができていないのかな?なんかおかしい現象がおきてない?」
夫「いや、そういうことだよ。」
簡単に言うと、いくつかの薬は薬価(患者さんが医療機関に支払う金額)が納入価よりも安いのです
おわかりになられますでしょうか?
それらの薬は処方すればするほど、医院は赤字になるということです。
すっごく品のない言い方をすると、薬を渡すときにいくらかのお金を患者さんにこちらがお支払いしているということです。
そんなことあり得ますか?
もちろん、こちらに差額で利益が出る薬もあるのですが、大した利益ではありません。
私が現役で仕事をしていたころは、こんなことはあり得ませんでした。
まだ差額で医院さんにも儲けがある時代でした。
儲けはなくてもいいのですが、赤字がでるのはおかしいですよね
もちろん大病院や大手チェーンの薬局や、クリニックでも大量に薬を使う科は卸さんもいい値段を出しているのかもしれません。
うちのクリニックは科の関係でそれほど薬をだすこともないので、卸さんとしてもうまみがないので、このような一覧を提示してきているのかもしれません(いや、私の経験上、きっとそうです)。
それにしてもひどい現実ですよね
超高齢化社会で医療費がひっ迫していると言われていますが、ひっ迫の原因は介護保険です。
一括りに医療費と言っても、内訳がありますよね。
医療費は介護保険に押されて縮小です。
よく周囲から「今は高齢化社会だから医療業界は儲かるよね?」と言われますが、それは嘘です。
通院してくる高齢者は年々減少しているのですから。
私が子どもの頃は高齢者は医療費無料で、私の祖母は通院するたびにお腹がいっぱいになるくらいの薬や大量の湿布を処方されていました。
が、そこから高齢者も医療費の自己負担がはじまり、受診控えがはじまりました。
近い将来高齢者の医療費の自己負担がさらに上がります、さらに受診控えがおこるでしょう。
超高齢化社会で増えているのは、通院できない高齢者です。
困っておられる方たくさんおられます。
(逆に言えば、うちの常連さんは病院に行ける🟰余裕があるということです。)
なのに、介護にかかる税金はどんどん増えています。
でも国は医療としての括りで予算をあげることはありません
仕方ありませんよね、税金を払ってくれる層が今後も減り続けるのですから
やはり、全ての元凶は少子化社会なのです
ですので、色々とやらなくてはいけないことはあるのでしょうが、国の最優先課題は少子化問題でしょう。
高齢者が増えてもいいのです、それを上回るだけ子どもが増えるなら。
国力は子どもの数で決まるといっても過言ではないでしょう。
とにかくうちのクリニックでは赤字がでる薬は、もう一度卸さんと擦り合わせた上で、切ることにしました。
こうして医師が本来処方したい薬が処方できなくなるのは、納税者としての我々にとっても損な話しですよね。
まあ、時代遅れな院内処方をしているうちのクリニックも経営下手の極みなのですがね
できるだけ早い段階で院外処方に切り替える予定にはしています。
ただ場所柄、門前をつけることはできそうにないので、患者さんには薬局まで少し足を運んでいただかなくては行けなくなりますが・・・
ご高齢者の多い科なので、そこは心苦しいです
でも、高齢の患者さんと接していると、みなさん時代の変化を一生懸命受け入れて過ごされていて、大変なこともあるとは思いますが、本当に素敵だなと思います。
超高齢化社会のせいで高齢者の方が悪者にされているのを聞くのは本当に辛いですね
無能な政治家のせいで、国民の生活はどんどん追い詰められていきますね(口が悪くてすみません)。
4月からはじまった医師の働き方改革。
実際はどのような変化が起きているのでしょう?
国の言う通りしていれば、病気や怪我の時にいつでも診てもらえるという日本の医療は崩壊します。
さあ、どうなるでしょう?
医師の適正収入800万?
そんなこという人はきっと医療を受けたい時に受られないことは覚悟されているのでしょうね。
クリニック目線で考えると、患者さんにはたくさん来て欲しいですが、個人で考えると健康が一番の節約なので、やはり若いうちから身体を気遣って生活しなくてはいけないな、、、と思います
美味しいものも食べたいし、歳をとると運動は億劫です(時間もない)。
でも、みなさん大事な老後資金を医療費や介護費にあてないために、頑張りましょうね