さっそくですが、気軽に初めようとおもってやりはじめた初回、
さっき朝日新聞の夕刊を見ていると、
”08年度調達分 鉄鉱石値上げ65%”という記事がでてました!!!
驚いたのも、実は今、僕達鉄鋼営業マン(おそらくお客様も)の間では、
翌々月の08年4月からの値上げ論議で話題が持ちきりという状態で、
関係者は「いくらあがるの?」とザワザワしているところだからです。
すでに2月の後半なので、4月からの値上げとなると、
本来であれば客先へのアナウンスを終わらせて、(しぶしぶながら)了解を頂いているという
状況であってもおかしくないのですが、これが今回は全然値上げ額が決まらない!
値上げする事は決まっている、なのに肝心の値上げ額が決まらないなんて、
通常の商売ではあり得ないのですが、その大きな理由の一つが、
「鉄鉱石の値段が決まらない!!」という状況だったからなんです。
ちょこっと鉄の一般的な話をしますと、
鉄というのをつくる原料になる銑鉄・・・
これを1Tつくるのに、鉄鉱石 約1.6T、石炭 約0.8T、石灰石 約0.3Tが必要になります。
その他の鉱物資源も必要になると思いますが。
そのうち、鉄鉱石、石炭の値段はというと・・・
昨年調達額に対し、1.5倍やら1.7倍やらといくら上がるのか、またいつ決着するのか、
それこそ先週まで見えてないという状況だったのです。
これがまずは山元(鉄鉱石供給元)一社とはいえ、具体的な額で決着したのであれば、
鉄鋼メーカーからも、もう少し具体的な価格提示が出る可能性がある。
もしかしたら、日本高炉メーカーの正式な発表もまもなくあるのかも、と考えたりもします。
なんせ今まで「上がるぞ~!上がるぞ~!!」といわれていながら、
一切メーカーからの正式な発表がなかったのですから、どういう結果であれ、
今回の一件はわれわれ鉄鋼関係者を驚かせるには値する記事だったのではと勝手に思っています。
とはいえ、逆に鉄鉱石 前年価格70%UPは想定範疇内でしたし、もっと長引くゾー、もっと高くなるゾーと
言われていましたので、ちょっとほっとした気もあったりしてます。
これを受けて、さらに値上げ運動に拍車がかかるのでは、と思ってますが、
お客さんにしてみれば「やってられんわ」というのが正直なところではないでしょうか?
鉄鋼営業マンのはしくれとして、おおっぴらに口には出来ませんが・・・(T_T)
実際資源高によるコスト増がどんどん加速している中、最終製品の価格転嫁は必至。
でも需要はというと、国内ではいまいちぱっとしないという状況が続いている。
となると原材料が上がったからといって、
おいそれと「値上げします!」という訳にもいかないというのが、
今の日本の状況では・・・なんて思っています。
(自分の勝手な推理ですいませんが)
このままでは日本の製造業は大丈夫なのかなあ、とひとりで悩みながら、
とはいえ値上げにいそしんでいるのだから
・・・・僕自身矛盾してますよね!?