作者:芦辺拓
総合:3.5
多重解決、バカミス?それとも私がバカ!?、シュレディンガーの猫

あらすじ:反骨の検事・名城政人が殺人容疑で逮捕された。検察内部の不正を告発しようとしていた彼の罪状には、冤罪の疑いが色濃い。後輩検事の菊園綾子は、好敵手で弁護士の森江春策に協力を仰ぎ、証拠品の放射光による鑑定と、関係者が集った洋館ホテル“悠聖館”での事情聴取に乗り出す。しかし、放射光鑑定をするはずの研究機関で暴走事故が起こり、“悠聖館”では新たな殺人事件が発生する。それは、菊園検事を謎と推理の迷宮へといざなう招待状だった―パラレルワールドと化した事件現場。真相を見抜かないと、元の世界にはもどれない。知恵と推理と正義感を武器に、迷い込んだ異次元で、孤独な闘いがはじまる。奇想爆発。作家が、持てる技と力のすべてを結晶化させた、渾身の本格ミステリ長編!

感想:なんか読むのに疲れる…量子力学ってさわりだけ知ってても全然理解出来ない。アニメ好きだとシュレディンガーの猫だのラプラスの魔だの聞いたことはあるんだけど…一体何学部に行けば学べたんだ…。物理高校時代とってなかったから全然分かんないんですけど!?

まぁそのへんスルーすれば読みやすいしいいと思います。









ネタバレ









結局館の一番偉い人が黒幕で一部を除いてみんなある意味共犯だった的な…
ループしてきた世界の推理も部分的には正解で無駄ではなかった的な…そんな感じ。