作者:井上真偽
総合:3.3
ミステリ、多重推理、バカミス??

あらすじ:「謎はすべて解けました。これは――奇蹟です。」 

かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。 
その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、 
青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)と相棒のフーリンのもとを訪れる。 

彼女の中に眠る、不可思議な記憶。 
それは、ともに暮らした少年が首を切り落とされながらも、 
少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだった――。 
首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇跡の正体とは……!? 

探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、 
すべてのトリックが不成立であることを立証する!!

感想:ラノベ感が強いが続きが気になってつい読み進めてしまう。推理は正直屁理屈。でもそれがいい。
主人公に推理バトルを挑んでくる刺客達。因縁の黒幕。セクシーな中国マフィアの美女の相棒。思わせ振りにシリーズっぽいが別にシリーズものではないらしい。
時間をつぶしたい新幹線や深夜バスの移動の時に読むのにいいかもしれません。ラノベ耐性ある人ならば。









ネタバレ












真相は首なし聖人の少年と教祖との自作自演的なトリックで特に意外性はなかった。